2022年7月18日月曜日

長崎大学の占い師の手口を分析する

 長崎大学教授を名乗る占い師連中が、ついにマスコミに予測を発表した。

新型コロナ 現状なら8月2000人超…長崎大が予測「接触機会2割減を」

(2022/7/16長崎新聞)



接触機会を減らさなければ8月上旬に2千人を超えるが、接触を2割減らせれば7月20日ごろに約千人に達するものの、その後は減少に転じると推計を明かした。


接触機会が減ったら感染が減る、という証拠は世界中どこを探してもみつからないのに、まだ言ってます。もう世間の人も「接触を減らしたら感染が減る」ということはウソだ、と気付いてきてます。なんで今年のゴールデンウイークは旅行客が増えて接触が増えたのに感染が縮小したんでしょうね。


で、この占い師の手口だが、もう毎回同じパターンなので、完全に読めてます。「何もしなければ爆発する」という予測を立てて、「みなさんの努力のお陰で感染拡大を防げました」と言う。「接触がこれだけ減りました」という証拠を後で示すことは一切ありません。だって、接触と感染度は関係ないのですから、証拠の出しようがない。

上のグラフだけど、今後の現実は多分「3割減」の予想みたいな形になります。それで「みなさんの努力で接触が3割減ったから、こうなりました」と言うつもりでしょう。いやいや、お盆で移動が増えるのに3割削減はないでしょ、と、賢明なこのブログの読者の方はいい加減気付きますよね?


私はシミュレーションに関しては専門外だから詳しくはわからないが、「疫学以外の」シミュレーションの専門家の人によると、コロナの感染者数は、上昇期の変曲点を越え「上に凸」の状況に来れば、ほぼ以後の動きは予測できるらしい。今は変曲点を越えたので、この占い師が出した「3割減」のグラフは当たる、というのが私の感想。

でまあ、私の前回のブログは、ちょっと書くのが早かったな、というのが今の正直な気持ちです。

長崎県の「第8波」は大きくなりそう

今のペースで増えれば、過去最高を更新してもおかしくない。7~800人程度がピークだと思う。

もう完全に外れました。今週1000人超えます。そして、上の占い師のグラフのような感じでピークアウトするでしょう。

そう、上の記事を書いたのは、まだ「変曲点」を越える前だったんです。だからどこまで増えるかは、かなりヤマカンに頼るしかなかった。だったら予想するな、というのが正解。長崎大学の占い師みたいに、ほぼ当たるだろう、というタイミングまで予想を出さない、というのが、信仰心を高められる方法なのだ。


2022年7月6日水曜日

長崎県の「第8波」は大きくなりそう

この記事の内容訂正になります。

長崎県の「第8波」を予想する

すぐに訂正するのも格好悪いかな、と思って、今までも結果が出てから振り返るようにしていたんだけど。

この予想と現実の数値がずれてきたから、早めに訂正する方がまだ良心的かな、と思って、書いてます。

という訳で、長崎県の7月のピークは500人行かないんじゃないか、というのが現状の予想。300人台で留まる可能性もかなりある。

そう、これが外れたから「言い訳」をするんですよ。格好悪いですね。

外れた理由は、ここです。

これもかなり低いんじゃないか、という感じはしてきた。そもそも夏場だから発症する人は少なくなるし、検査数も減らしているから、数値上の「感染者数」はかなり減る。

検査減らすんじゃなかったんですか?今の報道を見ている限り、減らしてないでしょ。


長崎県HPより引用)

今までは「新規」「接触者」「濃厚接触者」の内訳を書いていたのに、何故発表しなくなった?

ちなみに過去の発表内容は、これ。

ずっと前から私は言ってきたけど、「接触者」への調査をやめれば、発表する「陽性者」の数は、かなり減るのだ。検査数を減らさないのは、陽性者数を増やして県民に恐怖感を与えて危機感を煽る結果にしかならない。

果たして長崎県に重症患者は何人いるんですか?軽症無症状の人を「感染者」にして発表する必要性が、どこにあるんですか?

ちなみに重症者は7月5日現在0名です。

長崎県HPより引用)

長崎県が公式発表で陽性者の内訳を公表しなくなったのは、いよいよ初発ではなくそれ以外の検査対象者による陽性者数の割合が増えているのではないか、と推測したくなる。他に理由があれば、教えて欲しい。

私も感染者の予想はこれまでずっと当て続けてきたけど、政治的な要素についてはことごとく外してます。ということで、ここまで長崎県が「感染者煽り」を続けるとは予想できませんでした。政治学は専門外だから、わかりません、と逃げます。


ということで、訂正した予想を書く。

今までの感染の波は、これ。

(Yahoo!より引用)

今のペースで増えれば、過去最高を更新してもおかしくない。7~800人程度がピークだと思う。

夏休みに入れば学校での「接触者狩り」がなくなるだろうから、その辺でピークになるでしょう。ピークアウトが今月中というのは、前回の予想と同じです。



2022年6月25日土曜日

長崎県の「第8波」を予想する

以下の記事の続き。

長崎県の「第8波」は始まった

ただ、今の段階ではいつピークアウトするか、ピークの高さがどれ位になるのか、については何ともいえない。

そろそろ情報が集まってきたので、予想したい。

今までは長崎大学教授を名乗る占い師たちがトンデモな予想を出して、それに対して「絶対にそうならない」と私が反論する、という形でブログを書いてきたが、今回は占い師の予想がマスコミに載らないので、私が先に予想を書く。

ちなみに、世間では私が書いている「第7波」は「第6波」と一かたまりにして、今回の波が「第7波」だとする表現が一般的みたいなので、誤解を招くようなら私も表現を改めるつもりだ。とりあえず今回は、今(2022年6月)立ち上がってきた波を「第8波」と呼ぶ。


ピークアウトの時期は波が立ち上がってから1ヶ月というのは、これまでの動き、あるいは海外の今の流行の波から間違いないので、7月中になる。問題はピークの感染者数。

これもかなり低いんじゃないか、という感じはしてきた。そもそも夏場だから発症する人は少なくなるし、検査数も減らしているから、数値上の「感染者数」はかなり減る。

私が信頼している仁井田氏の予想でも、次の波は相当低くなっている。

https://twitter.com/NiitaKoji/status/1540161414840479747?s=20&t=VV0q8MsaO_iOEgzbDS7scg

ちなみに仁井田氏はちゃんと自分の予想を後で検証してモデルを修正しているので、かなり精度が高くなっている。こういう「当たる予想」を行っている人を政府は完全に無視し、「当たらない予想」をする人ばかりに頼るのは、どういう理由なのか私には理解できない。そういえば「当たらない予想」を出しまくっていた東大経済の某准教授も、最近おとなしくなっているのは何故なんだろうか。

という訳で、長崎県の7月のピークは500人行かないんじゃないか、というのが現状の予想。300人台で留まる可能性もかなりある。


これが当たったかどうかは、これまでと同様、後で必ず検証するつもりだ。しかし、感染症や疫学の専門家は、何故後で検証しないのだろうか?私には全く理解できない。

2022年6月19日日曜日

長崎県の「第8波」は始まった

 どうやら長崎県では次の感染の波が来始めたようだ。

【長崎】新型コロナ195人の新規陽性者 先週日曜日より21人増加

(NBC長崎放送 2022年6月19日(日) 16:08)


これまで私は感染状況に関する予想を全部当ててきているので、今回も強気に予想する。次の波が始まった。

ただ、今の段階ではいつピークアウトするか、ピークの高さがどれ位になるのか、については何ともいえない。


それで、みなさんいつまで感染対策を続けるつもりですか?感染対策に効果があったと思うんですか?いい加減気付きましょう。

以前書いた記事より引用。

長崎県の第7波はもうすぐピークアウトする

ところで話の中身を好意的に解釈すると、金子教授も感染は波だ、ということは理解している。感染対策もあまり感染の波とは関係ないと思ってそうにも見えるのだが、だったらゴールデンウイークの人出を減らして経済を痛めつけるような発言をテレビでするべきではない。

みなさんゴールデンウイークを振り返ってどうでした?旅行者が増えて感染拡大しましたか?

いい加減「専門家」が言うことは全部根拠のない思い込みでしかない、ということに気付きましょう。

そしてまた、「夏休みは旅行を控えましょう。帰省はしないで下さい。」と言うつもり?もう永遠に帰省するな、と言い続けるつもりですか?


3月からのオミクロン株の波を経て、新型コロナの蔓延で重症者が増えて死者が増えて問題が起こったんですか?冷静に考えて下さい。子どもたちの行事を全部奪ってマスクを無理強いして熱中症の危険にさらして成長に悪影響を与えて、それでも感染した子どもが続出して何か問題が起こったんですか?


私は6月初頭に北欧旅行をしてきた。北欧は元々マスク着用率が低かった上に、コロナ規制を世界でもいち早く撤廃したことで、観光客がものすごく多くなっていた。現地の人は誰もマスク着用していない。空港職員でもマスク着用者は皆無だ。それでも感染が増えて社会的に問題になることは、全くない。完全に元通りの生活を取り戻している。

外国人観光客の受入方法は諸外国の現状を参考にしよう

(アゴラ 2022.06.14)

日本はいつまで悪影響しかない感染対策を続けて子どもの成長を阻害し経済的にも打撃を受け産業の育成を妨げ自殺者を増やし続けることで、何かいいことがあるんですか?

経団連もやっとコロナ対策を緩めるように提言を出したが、日本人はコロナ対策を続けたいと思い、続けることが目的化している人が多いので、この提言が出たところで、ほとんど現状が変わることはないと私は思っている。

経団連 コロナ対策のガイドライン マスク着用など一部緩和

また、人との距離を2メートル確保することを求めたソーシャルディスタンスは「1メートルから2メートル」に緩和したほか、アクリル板や透明のカーテンを用意するという記述を削除しました。

さらに会議やイベントなどのオンラインでの開催や、不要不急の出張の見合わせ、ドアノブや手すりなどの頻繁な消毒といった記述も削除されました。

(NHK  2022年6月17日)

特に観光振興が重要な長崎県なんだから、いい加減県民が目覚めて換気以外の感染対策をやめることを私は強く望んでいる。


2022年6月14日火曜日

私の長崎県「第7波」感染者数予想はまたもや的中した

この記事の続き。

長崎県の第7波はもうすぐピークアウトする

はい、もう長崎県の第7波は来週か再来週にはピークアウトします。感染者数のピークも第6波を越えないでしょう。700人には行きません。

再度勝利宣言出していいですよね。
長崎県HPから引用

前回記事を書いたのが4月13日。

ピークはそれから約2週間後の4月26日で678人。つまり「再来週」で700人には行きませんでした。

世間では「第7波は来なかった」と言ってますけど、長崎県では明らかに第6波の次に波が来ましたから、私はこれを第7波と呼びます。


そしてみなさん、いつまでカンセンタイサクガーって大騒ぎするんですか?

感染対策なんて、ほとんど影響ないんですよ。北朝鮮の現状を見れば、わかるでしょ?何もしなくても、自然と自分の免疫で退治できる程度のウイルスなんですよ。そりゃ免疫の弱っている人は、重症化したり死ぬこともあります。でも、それってコロナに罹らなければ健康でいられたのですか?長崎県で発表されている死者って、死因は本当にコロナなんですか?


そして中国みたいに徹底的なロックダウンをやって、何かいいことがありました?経済的社会的にいろんなダメージを受けるだけで、感染は全然抑えられてないんですよ。


私は先週まで誰もマスク着用していない北欧諸国を旅行してきて、本当に快適でした。そしていち早く全ての対策をやめて国境措置を正常化したお陰なのか、どこも観光客がいっぱいで交通機関のチケットを取るのも一苦労、という状況でした。

外国人観光客の受入方法は諸外国の現状を参考にしよう

北欧旅行をしてきて長崎県の観光の参考になることが色々あったので、気が向いたらおいおい記事を書きます。

今言えることは、「感染対策に気をつけて」なんて馬鹿なことを言うのは、いい加減やめましょう。そして何も気にせず、外で飲み食いして観光客をたくさん呼ぶ努力をしましょう。

2022年4月13日水曜日

長崎県の第7波はもうすぐピークアウトする

この記事の続き。

長崎県の第7波は始まった

はい、もう長崎県の第7波は来週か再来週にはピークアウトします。感染者数のピークも第6波を越えないでしょう。700人には行きません。

この2年間、ずっと感染の波の予想を当て続けてきた私が言うので、間違いありません。

理由は、長崎大学の占い師がこういうことを言ったからです。

「第6波収まり切れず増加傾向」長崎大学病院・泉川教授 感染再拡大に警戒感

(長崎新聞4月8日)

第7波についての認識を聞かれると、「波という意味では今の状況は第6波の一部、続きと考えていいのではないか」とし、「火種が消えず、また燃え盛りそうという感じ。来週はどうなっているのかと危惧している」と話した。

少しはこれまで予想を外し続けてきたことを反省してか(私には反省しているようには全く見えないが)、これまで「増える気がする」という言い方だったのを「危惧している」と変えている所には良心が見える。

まあ、この人が「増える」と言えば減る、ということを根拠にするのは正しくない、ということに関しては、私もちゃんと反省している。

ちなみにこの教授、感染症の治療に関しては専門家なのでしょうが、感染の経路や感染の波を分析することについては、ただの占い師でしかありません。


今回このブログを書く気になったのは、以下のニュースを見たからだ。

大型連休にかけて感染拡大の見込み(長崎県)

(長崎国際テレビ2022年4月12日)

疫学が専門の長崎大学熱帯医学研究所金子聰教授は、変異株や様々な制限の緩和によって今後、ゴールデンウィークにかけても感染の拡大傾向が続くとしている。

長崎大学には易学者が沢山いるんだな、と感心するが、ことごとく占いを外しているのだから、大学教授を名乗るのなら自分の影響力を考えて、当たらない予想を表に出すなよ、と言いたくなる。

ここに出てくる金子教授はインタビューでマスク着用していないし、話の内容も「割と」良心的ではあるのだが、「規制緩和で感染拡大する」と記事に書かれてしまう所が大間違いである。

あとはワクチンに関しては政府広報を垂れ流しているだけで、大間違い。3回目接種率が上がると特に東・東南アジアの国では感染爆発が起こっている。ワクチン接種後2週間以内に感染確率が高くなることはワクチン推進論者も認めている。接種後1ヶ月を経過すれば、接種前より新型コロナに罹りやすくなることはウイルス学者が指摘していて、その機序も明らかになっているし、統計的にもその傾向は確認できる。

ワクチン接種率が低いアフリカ諸国で感染度が極端に低く、日本より3回目接種率が低く感染対策をほぼやめているアメリカで感染が収まっている事実をどう考えればいいのだろうか。


ところで話の中身を好意的に解釈すると、金子教授も感染は波だ、ということは理解している。感染対策もあまり感染の波とは関係ないと思ってそうにも見えるのだが、だったらゴールデンウイークの人出を減らして経済を痛めつけるような発言をテレビでするべきではない。

ちなみに、この先生が「ゴールデンウイークにかけても感染の拡大傾向が続く」と明言したのかどうかは、この動画を見る限りではわからない。言っていないのにマスコミがそう言ったように報道した可能性も、かなりある。

感染の増減を波として捉えれば、今月中にはピークアウトする。ゴールデンウイーク期間は横ばいか減少傾向になるのだから、その期間の移動を控えるようなことは、経済と子どもの健康に悪影響を与えるので、このブログの賢明な読者の方々にはやめて頂きたい。

2022年3月30日水曜日

長崎県の第7波は始まった

私は長崎県の新型コロナ感染者数を随時予測してきた。

そして、今まで全て的中させてきた。

長崎大学教授の予想はやはり外れた

いや、第6波は余計な予想を入れたから外れましたよ。そこは愛嬌ということで許して下さい。

長崎県第6波の陽性者数予測を検証する


何故当たり続けているのか。それは予想の根拠が科学的に正しいからである。

「科学」とは再現性である。条件が同じなら結果は同じになる。

ところが新型コロナに関する議論は、全く科学的ではない。感染症や疫学の専門家の発言は、科学的根拠がなく、単なる思い込みであることが多い。そうした発言が政治に反映される。というより、政治家の非科学的な発言を「専門家」が後押ししている、という状況も多々ある。マスコミに出てくる「専門家」がほんとうの専門家であることは少なく、素人レベルの知識しかないくせに「専門家」を名乗って政治家の発言の裏付けをするような状況が目に付く。


では、「感染の新たな波」が立ち上がる条件は何か。

・感染しやすい人が増える

・新たな変異種が持ち込まれる

この2点が揃うことである。

「移動が感染拡大の原因になる」という間違った認識が広がっているが、移動自体は感染原因にならない。そこでウイルスが持ち込まれることが要因になるのであって(さらに移動先で宴会を行うなどハイリスクな行動を伴うことが条件になる。移動自体は全く問題がない。)、ウイルスが存在しない地域との相互間で移動があっても感染拡大することはない。またいくらウイルスが持ち込まれたところで「感染する可能性のある人」が地域に存在しなければ、拡大しないのだ。

たとえば2022年3月25日の知事会見で「人の移動や会食の機会が増加」することで感染拡大すると言われた。

知事会見資料より)

確かに去年は4月に入って増えているし、第3波も移動が多い年末年始が明けた1月に増えている。

ところがこれはたまたま去年は上述した2条件を満たしているだけで、今年の第6波のデータを見ると、年末年始明けに感染者数が増えた訳ではない。

NHKのHPより作成)

第6波は昨年の第3波に比べて、山の形が後ろにずれていることがわかる。これは年末年始の人の移動や会食が要因になっていないことを意味する。


上述の2条件を具体的に説明する。

まず1点目の「感染しやすい人が増える」という条件について。

どうやら感染した免疫は3ヶ月程度で切れるということがわかってきた。もっともそれは2年前から言われていたことではあるのだが。このことは、これまで感染の波が3ヶ月周期でやってきていることの説明になる。

そもそも何故感染が収束するのかということも、「罹る可能性がある人が全員罹るから」という「山火事理論」が現実の動きと一番整合性がある。「罹る」というのは無症状まで含めている。「人々の感染対策が効いたから感染が縮小した」ということは、ない。

コロナ第7波は来るのか:山火事理論で予測

そして2点目の変異種について。

理由はよくわからないが、これまでの感染の波は全て新たな変異種によってもたらされてきた。同じ種のウイルスで2回目の波が起こったことはない。

この2つの条件が揃った所で新たな波が起こる、というのがこの2年間での経験である。

第5波と第6波の間隔が広かったのは、「新たな変異種」が発生しなかったからだと説明できる。ウイルスは常に変異を繰り返している。その中でたまたま新たな流行を引き起こす変異が起こった時に、次の波が起こるのだ。いつその変異が起こるかわからないし、どこで変異が起こるかもわからない。外国から持ち込まれることだけが理由ではないので、いくら国境措置を強めても国内で変異が起これば意味がない。実際に第2波第3波を引き起こした変異は国内で起こった。


第6波の変異種はどこから持ち込まれたのか。全国の感染事例を見る限り、私は米軍基地からだと考える。最初に感染が広がったのが沖縄や岩国といった米軍基地がある地域からだったことが根拠になる。


NHKのHPより作成)

東京都の感染者数の推移を挙げる。先に挙げた長崎県のグラフと見比べて欲しい。第6波に関していえば、東京都より長崎県の方が先にピークを迎えている。これは、長崎県にはウイルスが東京から持ち込まれたのではなく、佐世保の米軍基地から広がったと考える方が自然だろう。


では第7波はどうなるのか。

1点目の条件は、もう第6波の立ち上がりから3ヶ月が経過するので、免疫が切れて次の波が立ち上がる素地は整っていると考える。

そして2点目の条件。今回は新たな変異種であるBA.2はもう国内に広がっている。長崎県にも広がっている。となると、「外部との行き来を断つ」という対策は意味がないのだ。

これまでの波は、東京より長崎の方が遅れてやってきた。ところが第6波では「ほぼ同時」に広がった。となると、新たな変異種は東京も長崎もすでに広がっている状況なので、第7波の時期は東京も長崎も「ほぼ同時」だと考えられる。


掲示したグラフからわかるように、長崎県も東京都も次の波に入るきざしは出ている。「移動を控える」という対策に意味はないのだが、多分長崎県知事はまた自粛を、と言い出すのだろう。

そもそも本当は「感染を広げない」という発想をするべきではないのだ。

「感染しない、させない」がコロナ被害を大きくする


2022年3月26日土曜日

長崎県新知事のコロナ対策には期待できない

 昨日(3月25日)の知事会見を見て、正直大石知事には失望した。

前回、こういう記事を書いたばかりなのに、1ヶ月も経たないうちに正反対の記事を書くことになってしまった。

長崎県新知事のコロナ対策は期待できるかも


会見を見て、もう医師会に取り込まれてしまったのかな、という印象を受けた。知事就任後最初の会見では「経済を動かそう」という意欲が見えたが、それはある意味まだ空気が読めていなかったから言えたのかな、と今になって思う。だんだん空気が読める(空気に巻き込まれる)ようになって、これからは他の知事と大差ないことしか言わなくなるのだろう。


大石知事に期待できるかも、と思ったのは、全国知事会での発言を聞いたことも理由であった。

コロナ出口戦略 制限緩和方針の早期提示を 大石知事、全国知事会に初出席

(長崎新聞3月5日付け)

このほか、濃厚接触者を特定するための「積極的疫学調査」についても言及。感染スピードの速いオミクロン株の特徴を踏まえ、「例えば、濃厚接触者の特定ではなく、重症化リスクの高い感染者の健康観察をさらに重点化すべきではないか」と指摘した。

知事就任から間もない頃には、こういう出口に向かおうという気持ちが発言から見えていたが、昨日の発言からは「感染対策をずっと続ける」という方針しか受け取れなかった。大きな後退である。

濃厚接触者の特定については、自治体の判断でやらなくてもいいという通達が厚生労働省から出た。それを受け、例えばあの沖縄県でも特定をしないという方針を打ち出した。

きょうから濃厚接触者の特定せず 無症状は待機なしに 玉城知事「変わらず感染対策を」

(琉球新報3月24日付け)

一般事業所や小中高校、幼稚園、保育園、特別支援学校などではこれまで実施していた濃厚接触者の特定をせず、無症状の場合は7日間の待機もなくす。濃厚接触者の緩和については24日から実施する。

この件に関して、昨日の会見では大石知事からは何も触れられなかった。自身が知事会で主張したことが国の方針として出されたのだから、普通なら「自分が言ったことを国が認めた」といって自分の実績を誇示し、率先して導入するものだ。これをやらないことが、もう大石知事が医師会や長崎大学の教授などに飲み込まれて、出口に向かう方針を棚上げしたと思わざるをえない。

またこの記事の写真でもわかるが、就任直後の大石知事はやる気に満ちたいい表情をしていた。ところが昨日の会見では、もう元気がないというか、不本意なことを言わされているというか、マスクで表情を隠せるのはいいことなんだろうけど、初期の元気な印象は全くなくなっていた。


会見の中でマスク着用を勧める発言があったことからも、大石知事の「後退」を感じた。

中村前知事はほとんどマスク着用を言うことがなかった。今でも知事会見の時の背景は「マスク着用」ではなく「咳エチケット」としか書いていない。中村知事も最後のほう(飲食店への認証制度を導入した時点)は国の方針に取り込まれてマスク着用を言うようになったが、私が中村前知事を高く評価していたのは、非科学的な「マスク着用」を言わなかったことも理由として大きい。

そもそもマスク着用が感染対策になるという証拠は、学術的には今まで1つも出ていない。コロナ騒動が始まった頃、私の周囲の医師はみな「マスクは汚いものだと教わった。何故突然マスク着用と言い出すのか、全く理解できない。」と言っていたのだ。

私はいろんな場所で何度も紹介しているのだが、このブログでは初めて「マスクに効果がない。逆効果にもなる」と発言している忽那医師の動画を以下に示す。40秒あたりからに注目。


「マスク着用が感染予防につながる」という証拠がないから、富嶽のシミュレーションなどで無理やり証拠を作ったというのが実態なのである。「マスク教」教祖である忽那氏も、上の動画の発言後に「マスクに効果がある」と言い出した理由として、実験データやシミュレーション結果しか挙げていない。

令和4年3月25日 記者会見

3つ目、これは前回も同じですが、会食時を含め、会話をする際はマスク着用をお願いします。マスクを着用することで感染率が大幅に低減するというシミュレーションは繰り返し延べて紹介させていただいておりますが、感染防止対策にマスク着用ということは非常に重要ですので、何とぞよろしくお願いいたします。

大石知事の口から「マスクを着用することで感染率が大幅に低減するというシミュレーション」という言葉が出たこと自体が、大勢に飲み込まれたことの証しなのである。現実社会でマスクが感染拡大を防いだというデータは全くない。それがわかっているので、欧米各国ではマスク着用をやめているのが現実である。大石知事もそれは理解しているので、わざわざ「証拠はある」という言い方をしているとしか、私には思えないのだ。


これは、昨年夏に県の福祉保健部長が変わったことも大きい。

【長崎】中田勝己福祉保健部長が退任会見


中村前知事が、間違ったことばかり言う長崎大学の教授連中や医師会に惑わされずに「正しい理解」をしていたのは、絶対に誰か正しいことを言う人が近くにいたはずである。それが中田前部長だったのではないかと私は思っている。

部長が変わって嫌な予感がしていたのだが、やはりというか新しい部長は変なことを言い始めて、かなりがっかりした。「HOME」って何ですか?


こういう訳のわからないことを言い出す時点で、新しい部長は話にならない。最初の項目以外は全て間違いで、前知事は言ってなかったことだ。つまり前部長は言ってなかったことを、部長が変わったために県の方針として打ち出すことになったのだろう。大石知事が「マスク着用」を推すようになったのも、厚生労働省から出向で来ている部長に配慮してという気もする。


こんな感じで、昨日の知事会見はほんとうにがっかりした。もう最初の姿に戻ることはないだろうから、今後4年間の県政が正直不安でしょうがない。










2022年3月6日日曜日

長崎県第6波の陽性者数予測を検証する

今回は以下の記事の検証です。

長崎県の新型コロナ新規陽性者数はそろそろピークアウトする


長崎県の「まん延防止等重点措置」が解除されるということで、検証することにする。

まず上記記事の予測が外れた、ということは、素直に認める。

という訳で、今日よりもう少し増えて1日300人台になる日が数日出るかもしれないが、基本的には今がピークで、流れとしてはこれから徐々に減っていくと私は予想する。

実際には、1月28日の717人がピークだった。

長崎県HPより引用)

外れた理由は明らかだ。上記予測を出した根拠が間違っていた。

予想数をずっと過大に出してきた長崎大学の占い師が「1日400人台」と言っているので、絶対に1日400人台にはならないと断言できる。

こんな理由をもとに予測しても、そりゃ外れるでしょ。

いや、記事を書いた時は根拠としてものすごく強力だと思ってました。深く反省します。


そして上記予測を立てる前の予測は当たっていた。

以下にリンクを張った前回の記事で「県内の陽性者数が1日500人か1000人か、それ位に増えても不思議ではない。」とは書いた。 

長崎県内でもオミクロン株の陽性者は激増する

 今回のオミクロン株に関しては、東京である程度の動きが見えないうちに長崎でも広がってきた。だから具体的な数字は予想できないのだが、ピークアウトするのは今月中だろうという感じはする。

500から1000とは広すぎる予想だけど、新しい変異種が来て、国内での感染前例がなかったから、こういう幅でしか予測できなかったのは、仕方がない。大目にみて欲しい。そしてピークアウトが1月中だということは、当たっている。


実際の所、第6波の予想については、長崎大学教授の占いと私の予想は大差なかった。

長崎大が第6波を推計 接触機会7割減でも1日当たり400人台に

リンク先のグラフを見てもらうとわかるのだが、ほぼ私の予測とグラフの数字は同じである。

そして、この占い師はいつも最初は過大な数字を出しておいて「みなさんの努力のおかげで感染を抑えることができました」と後で言う。そりゃ何の努力もしないことはあり得ないので、過大な予測を出しておいて、そこから減った分は「県民の努力のおかげ」と言えば済むのである。簡単な仕事だ。

そういう魂胆が見えていたので、ついつい「こんな過大な数字にはならない」と前回の記事で書いてしまったのだ。全く余計なことをした、1つ余計な記事を書かなかったら今回も当たったと堂々と言えた、ということが、大きな反省点である(苦笑)。

とりあえず、事後的に何の検証もしない感染症や疫学の専門家より、私の方が遥かに誠実だと思って頂きたい。


そして今後どうなるかだが、私が今一番気になっているのは3回目のワクチン接種である。

実は3回目接種が進んでいるアジア諸国では、接種が進むにつれて感染者が増えているのだ。



札幌医大 フロンティア研 ゲノム医科学のHPで作成)

私はウイルスやワクチンの専門家ではない。あくまで経済学の専門家としてグラフを読むのが得意だ、というだけだ。

このグラフを見る限り、これから日本でも3回目接種が進めば感染者が増える、という結論しか出てこない。

2022年3月4日金曜日

長崎県新知事のコロナ対策は期待できるかも

医師会の支援によって当選した大石新知事の最初の大仕事が「まん防」解除になった。

正直私は、選挙で医師会の支援を受けた以上、大石知事は中村知事のように医師会の意向に反してコロナ対策を緩める施策は取れないだろうと思っていた。

そして今日(2022年3月4日)の会見をオンラインで見たのだが、いい意味で予想に反する発表内容だった。

知事記者会見(令和4年3月4日)

ある意味当然といえば当然なのだが、記者からの質問ほぼ全てに対して直接自分で答えていた中村知事と違って、大石知事はすぐ担当職員に回答を委ねていた。2日に就任して4日の会見だから、それは仕方がない。そして発表された解除後の施策も、ほぼ中村前知事が考えたと思われる内容だった。ちゃんと中村前知事はここまでの仕事をきちんと済ませてから退任されたのだろう。

会見を見て感じたのは、大石知事はきちんとコロナ騒動の本質を理解している、ということだ。医師だから理解していて当然とは思わない。そもそもコロナ騒動を悪い方向に持っていっているのは医師連中なのだ。その医師・医師会に引っ張られては、県民から見るとろくなことにならないと心配していたが、「今のところは」大丈夫のようで安心した。

このブログでもたびたび述べてきたが、中村前知事は全国の知事の中で一番コロナ対策に関して理解されていると思っていた。但し「陽性者」のことを「感染者」と言うのだけが気に入らなかったのだが、大石知事はちゃんと「陽性者」と言われていたので、その部分でも期待できる。


県医師会のやっていることがおかしい、ということはこのブログで何度も指摘してきた。例えば以下の記事などだ。

長崎県医師会はやるべきことの順序が違う

その前に、なんで民間病院でコロナ患者を引き受けないの?

長崎市内でコロナ受け入れをしている病院が4つしかないって、どう考えてもおかしい。

そして今日の知事発表では、かなり重要なことが含まれていた。前掲の会見内容のこの部分である。

外来医療体制の更なる強化について

発熱した患者がより身近な医療機関で受診できるよう、診療・検査医療機関の更なる拡充、また、それらの施設名の公表を目指し、関係機関と協議を進めます

コロナ診療の最大の問題であった、開業医がコロナ診療を拒否するからすぐに医療を受けることができず自宅で病状が悪化する、という問題に対しての解決策を提示しているのだ。

もちろんここがコロナ診療の最大の問題であったことはかなり前から指摘されていた。ところが長崎県医師会長を始めとした「超コロナ脳」の開業医が怖がって、コロナ診療を拒否していたのだ。これは長崎県に限った話ではなく全国的な問題だ。そして開業医の団体である各地の医師会および日本医師会がコロナ診療をする窓口を狭めてきた。

果たして県医師会の支援を受けて当選した大石知事が、ここに踏み込むことができるのだろうか。是非医師会の横やりに負けず、正しい方向に県政を向かわせてもらいたい。


もう1つの話題として、長崎県のまん延防止等重点措置の終了に関する議論が公開されているので、その内容に関して触れたい。

長いけど、国の分科会の資料。

新型インフルエンザ等対策推進会議 基本的対処方針分科会(第 25 回)

一番最後に長崎県の議事録が出ている。

「第 39 回長崎県新型コロナウイルス感染症対策有識者会議の結果(概要)」という資料。

この会議は新知事就任その日の昼休みに行われているので、当然知事は内容について何も知らないはず。事務局である県職員の主導で議事が進行している。

面白かったのが、私のブログにたびたび登場して頂いている長崎大学教授を名乗る占い師が「規制を緩めるな」と発言しているのに(議事録上では匿名)、今日の発表内容を見ると県職員がちゃんと突っぱねているということだ。長崎県職員は長崎市長と違って占い師のいいなりになっていないということが、よくわかる。

この調子で頑張って貰えればいいのだが、やっぱり選挙で世話になった県医師会を始めとした「裏の力」に新知事が惑わされないかどうか心配ではある。今日の知事会見を見た限りでは、まだ期待感の方が大きいので、是非新知事には頑張って頂きたい。



2022年1月18日火曜日

長崎県の新型コロナ新規陽性者数はそろそろピークアウトする

2022年1月18日、長崎県では国に「まん延防止等重点措置」適用を要請するとか、陽性者数が過去最多になるとか、気分が悪くなるニュースが出ている。しかし私はもうそろそろピークアウトじゃないかと思っている。

【速報】まん延防止措置を要請 長崎県

【速報】長崎県内で過去最多の290人感染 新型コロナ

(いずれも長崎新聞の記事)

新型コロナの陽性者数に関する私の予想はこの1年ずっと当たっていることは、以下の記事で示している。

長崎大学教授の予想はやはり外れた

もうコロナ騒動も2年近く続いて、いろんなことはわかってきたし、予測についてもきちんと毎回事後的に検証すれば、それなりの確度のことは言えるようになってきた。だから、それでも予測を外し続けている長崎大学教授を名乗る占い師たちを信じるのか、私を信じるのかは、みなさんの判断にお任せするしかないのだが、常識的に考えれば私を信じるよね。常識が通じないのが今回のコロナ騒ぎではあるのだが。


以下にリンクを張った前回の記事で「県内の陽性者数が1日500人か1000人か、それ位に増えても不思議ではない。」とは書いた。その位は行くのかな、と思っていたのだが、ここ数日の動きを見ていると、もう今日あたりの数字でピークではないかという考えになった。

長崎県内でもオミクロン株の陽性者は激増する

判断する根拠はいくつかあって、南アフリカや欧米諸国がピークアウトしていること、沖縄がピークアウトに見えること、東京都の感染者数も意外と伸びない(最高で1日8000人程度)と私が「信頼できる」人たちが予想していること、などが挙げられる。


そして私がこのブログを書けるほど県内陽性者数のピークアウトを確信できたのは、以下の記事を読んだからである。

長崎大が第6波を推計 接触機会7割減でも1日当たり400人台に

予想数をずっと過大に出してきた長崎大学の占い師が「1日400人台」と言っているので、絶対に1日400人台にはならないと断言できる。


という訳で、今日よりもう少し増えて1日300人台になる日が数日出るかもしれないが、基本的には今がピークで、流れとしてはこれから徐々に減っていくと私は予想する。

私の予想と長崎大学教授を名乗る占い師たちの予想のどちらが正しかったかは、3月頃にまた検証したい。


2022年1月8日土曜日

長崎県内でもオミクロン株の陽性者は激増する

長崎大学の占い師から具体的な数字の予想はまだ出ていないようだが、私の予想を書いておく。

私の予想と長崎大学の占い師たちの予想のどちらが正しいか、証拠を残すために私はブログを書いている。いかに「大学教授」の発言が信頼できないのかを実証したいのだ。

ちなみに、過去の予想と実際の数字を比較した記事は、ここ。

長崎大学教授の予想はやはり外れた


2022年1月8日の県内の陽性者数は32人だそうだ。

【速報】長崎県内で32人感染 新型コロナ

はっきり言って、このペースがいつまで続くか全く予想できない。倍々で増えていってもおかしくないので、数日後には100人を超えている可能性だってある。

どこまで増えるかは、今回に関しては全く見通せない。県内の陽性者数が1日500人か1000人か、それ位に増えても不思議ではない。この数はどこまで検査をするかにかかっている。それほどオミクロン株の広がり方は恐ろしい。

私の予想は、あくまで統計を見ているだけだ。これまでは諸外国や東京都など、長崎県より先に感染拡大している所を見て、長崎県ではどうなるだろうと予想してきた。少なくとも昨年夏までは見事に的中させてきた。証拠はこのブログ記事を遡ってもらえばいい。

今回のオミクロン株に関しては、東京である程度の動きが見えないうちに長崎でも広がってきた。だから具体的な数字は予想できないのだが、ピークアウトするのは今月中だろうという感じはする。南アフリカやイギリスなどの動きを考えると、急拡大が1ヶ月以上続くことはなさそうだ。


そしてここからが重要な話なのだが、感染拡大して何か問題があるのですか?まん延等防止措置を取った沖縄県では、まだ重症者は0なんですよ。オミクロン株に関してはタダの風邪になったという見方もある中、いまだに「罹ったら高確率で死ぬ」病気並みの対策を取る必要が、どこにあるのですか?

そもそも県内で新型コロナをおもな原因とする死者が何人いるのか。私はゼロじゃないかと思っている。もともと誰も死なないような病気で、さらに毒性が弱まっているのになんで対策を強化する必要があるのか。冷静に考えて欲しい。

新型コロナに対して「罹ったら仕方がない。しっかり治そう」で何が問題なのか?私は以前からずっと「感染しない、させない」という意識が悪いと指摘してきた。

「感染しない、させない」がコロナ被害を大きくする

もう無症状の人への検査はやめましょう。佐世保で郵便配達ができなくなるという失態をおかしたのに、また日常生活を麻痺させるようなことを繰り返すのだろうか。

佐世保市の保健所は濃厚接触者の判定が厳しすぎるのでは?

濃厚接触者の隔離により病院が機能停止する現実は、もうそこまで来ている。そろそろ社会活動を麻痺させないようにコロナ対策を緩める時期なのだ。


中村知事は新型コロナの状況把握に関して、全国の知事の中で最もまともな認識を持っていると私は思っている。私がここに書いたような懸念は、十分わかっているはずだ。

となると、右往左往する岸田政権や県内市町長の対策強化を求める声を、どれだけ跳ね返して県民生活に悪影響を与えない方針を示してもらえるのかが、私の一番の興味である。

知事選を間近に控えていて、他の首長であれば選挙対策のためにリーダーシップを発揮したという実績作りのために過剰なコロナ対策を乱発する所だが、中村知事はパフォーマンスとは無縁の人なので、冷静に対処してくれると思う。

最大の問題は県民や県内マスコミの声である。県民生活を混乱させることの方が「素晴らしコロナ対策だ」と煽りまくると、知事もそれに動かされてしまう。そうならないためにも、県民みんなが冷静に判断して欲しい。