この記事の続き。
はい、もう長崎県の第7波は来週か再来週にはピークアウトします。感染者数のピークも第6波を越えないでしょう。700人には行きません。
この2年間、ずっと感染の波の予想を当て続けてきた私が言うので、間違いありません。
理由は、長崎大学の占い師がこういうことを言ったからです。
「第6波収まり切れず増加傾向」長崎大学病院・泉川教授 感染再拡大に警戒感
(長崎新聞4月8日)
第7波についての認識を聞かれると、「波という意味では今の状況は第6波の一部、続きと考えていいのではないか」とし、「火種が消えず、また燃え盛りそうという感じ。来週はどうなっているのかと危惧している」と話した。
少しはこれまで予想を外し続けてきたことを反省してか(私には反省しているようには全く見えないが)、これまで「増える気がする」という言い方だったのを「危惧している」と変えている所には良心が見える。
まあ、この人が「増える」と言えば減る、ということを根拠にするのは正しくない、ということに関しては、私もちゃんと反省している。
ちなみにこの教授、感染症の治療に関しては専門家なのでしょうが、感染の経路や感染の波を分析することについては、ただの占い師でしかありません。
今回このブログを書く気になったのは、以下のニュースを見たからだ。
(長崎国際テレビ2022年4月12日)
疫学が専門の長崎大学熱帯医学研究所金子聰教授は、変異株や様々な制限の緩和によって今後、ゴールデンウィークにかけても感染の拡大傾向が続くとしている。
長崎大学には易学者が沢山いるんだな、と感心するが、ことごとく占いを外しているのだから、大学教授を名乗るのなら自分の影響力を考えて、当たらない予想を表に出すなよ、と言いたくなる。
ここに出てくる金子教授はインタビューでマスク着用していないし、話の内容も「割と」良心的ではあるのだが、「規制緩和で感染拡大する」と記事に書かれてしまう所が大間違いである。
あとはワクチンに関しては政府広報を垂れ流しているだけで、大間違い。3回目接種率が上がると特に東・東南アジアの国では感染爆発が起こっている。ワクチン接種後2週間以内に感染確率が高くなることはワクチン推進論者も認めている。接種後1ヶ月を経過すれば、接種前より新型コロナに罹りやすくなることはウイルス学者が指摘していて、その機序も明らかになっているし、統計的にもその傾向は確認できる。
ワクチン接種率が低いアフリカ諸国で感染度が極端に低く、日本より3回目接種率が低く感染対策をほぼやめているアメリカで感染が収まっている事実をどう考えればいいのだろうか。
ところで話の中身を好意的に解釈すると、金子教授も感染は波だ、ということは理解している。感染対策もあまり感染の波とは関係ないと思ってそうにも見えるのだが、だったらゴールデンウイークの人出を減らして経済を痛めつけるような発言をテレビでするべきではない。
ちなみに、この先生が「ゴールデンウイークにかけても感染の拡大傾向が続く」と明言したのかどうかは、この動画を見る限りではわからない。言っていないのにマスコミがそう言ったように報道した可能性も、かなりある。
感染の増減を波として捉えれば、今月中にはピークアウトする。ゴールデンウイーク期間は横ばいか減少傾向になるのだから、その期間の移動を控えるようなことは、経済と子どもの健康に悪影響を与えるので、このブログの賢明な読者の方々にはやめて頂きたい。