今回は以下の記事の検証です。
長崎県の新型コロナ新規陽性者数はそろそろピークアウトする
長崎県の「まん延防止等重点措置」が解除されるということで、検証することにする。
まず上記記事の予測が外れた、ということは、素直に認める。
という訳で、今日よりもう少し増えて1日300人台になる日が数日出るかもしれないが、基本的には今がピークで、流れとしてはこれから徐々に減っていくと私は予想する。
実際には、1月28日の717人がピークだった。
(長崎県HPより引用)
外れた理由は明らかだ。上記予測を出した根拠が間違っていた。
予想数をずっと過大に出してきた長崎大学の占い師が「1日400人台」と言っているので、絶対に1日400人台にはならないと断言できる。
こんな理由をもとに予測しても、そりゃ外れるでしょ。
いや、記事を書いた時は根拠としてものすごく強力だと思ってました。深く反省します。
そして上記予測を立てる前の予測は当たっていた。
以下にリンクを張った前回の記事で「県内の陽性者数が1日500人か1000人か、それ位に増えても不思議ではない。」とは書いた。
長崎県内でもオミクロン株の陽性者は激増する
今回のオミクロン株に関しては、東京である程度の動きが見えないうちに長崎でも広がってきた。だから具体的な数字は予想できないのだが、ピークアウトするのは今月中だろうという感じはする。
500から1000とは広すぎる予想だけど、新しい変異種が来て、国内での感染前例がなかったから、こういう幅でしか予測できなかったのは、仕方がない。大目にみて欲しい。そしてピークアウトが1月中だということは、当たっている。
実際の所、第6波の予想については、長崎大学教授の占いと私の予想は大差なかった。
長崎大が第6波を推計 接触機会7割減でも1日当たり400人台に
リンク先のグラフを見てもらうとわかるのだが、ほぼ私の予測とグラフの数字は同じである。
そして、この占い師はいつも最初は過大な数字を出しておいて「みなさんの努力のおかげで感染を抑えることができました」と後で言う。そりゃ何の努力もしないことはあり得ないので、過大な予測を出しておいて、そこから減った分は「県民の努力のおかげ」と言えば済むのである。簡単な仕事だ。
そういう魂胆が見えていたので、ついつい「こんな過大な数字にはならない」と前回の記事で書いてしまったのだ。全く余計なことをした、1つ余計な記事を書かなかったら今回も当たったと堂々と言えた、ということが、大きな反省点である(苦笑)。
とりあえず、事後的に何の検証もしない感染症や疫学の専門家より、私の方が遥かに誠実だと思って頂きたい。
そして今後どうなるかだが、私が今一番気になっているのは3回目のワクチン接種である。
実は3回目接種が進んでいるアジア諸国では、接種が進むにつれて感染者が増えているのだ。
私はウイルスやワクチンの専門家ではない。あくまで経済学の専門家としてグラフを読むのが得意だ、というだけだ。
このグラフを見る限り、これから日本でも3回目接種が進めば感染者が増える、という結論しか出てこない。