2020年10月22日木曜日

長崎県立図書館は自ら考える気がない

 ミライon図書館に行ってきた話を先日書いた。

ミライon図書館に行ってきた

上の記事に最後の方に、「今だにコロナ対策で座席を減らしている。いつまでこの措置を続けるつもりなのだろうか。これは、県民の学びの場を奪うことになっていると思わないのだろうか。」と書いたが、この件に関して図書館側から匿名で回答が来た。

最初に書いておくが、何故回答を出した担当者の名前を相手に伝えないのだろうか。質問者の個人情報は必須条件にしているくせに、回答者が匿名というのは、まあお上意識が強いというか。お上の言うことに庶民は黙って従えということなんだろう。お上はお上なので、誰が言ったのか、発言に責任を取る必要はないのだ。

何故座席を減らしているのかについては、国や県の通知や、公益社団法人日本図書館協会が策定したガイドラインに従っているからとのことだった。そう、自分の意思では決めていません、ガイドラインに従っただけです、という、責任逃れの回答でしかない。さすが長崎県教育委員会。自分の頭では判断しませんよ、ということを、強調されている。


そもそもガイドラインが正しいのかどうかについて、疑問を挟むつもりはないのだろうか。そりゃ国が決めたことですから、国に意見するなんてとんでもない、というのが県職員としての考え方だろう。長崎県の教育界は、そういう所ですよ。上に従え。長いものには巻かれろ。自分の頭を使うな。私もそういう指導を、18歳まで受けてきたから、よくわかる。

今のコロナ対策のように、未知の事象への対応であれば、時間が経つといろんなことがわかってきて、対策も変わるものだ。実際に、感染経路としては換気の悪い密室でのマイクロ飛沫が大きな原因であり、接触感染は少ないということわかってきたし、声を出さない場所では感染がほぼ起こらないということも、わかってきた。

図書館のように声を出さない場所で座席を減らす必要性は、あるのだろうか。そりゃ国の指針に従うことが重要で、理由について自ら考えるなんて、恐れ多くてやってはいけないことだというのが、長崎県の教育界では当然の考え方だということは、よくわかる。長崎市立図書館は座席を減らしていないと言っても、それは他の自治体のことであり、県が知ったことではない。ましてや県が下級自治体である市のやり方を参考にするなど、あり得ないことである。国の指針が変わらない限り、県のやり方が変わることなんて、絶対にないのが長崎県なのだ。


では図書館に対して国の指針は変わらないのか。変わらないだろうというのが、私の正直な気持ち。そんな面倒で緊急性の薄いことは、国としても後回しになる。

例えば映画館が定員どおり入れるようになったのも、民間からの強い要望が国に対して行われたからだ。映画館は客が入らないと採算が取れない。だから、入場客数を増やしても感染対策として影響がないと主張して、規制を緩和してもらって赤字を減らそうという動きが出る。

しかし図書館は、県民の学習の機会を奪うことに対して、何ら抵抗感がない。県民が賢くなると、長崎県のカースト最上位に属する県職員の権威が落ちて、困るのだ。私は特に緊急事態宣言が出て図書館が閉まって、研究活動に多大なる支障が出た。私のような在野の研究者にとって、研究拠点は公立図書館しかないので、そこが閉まると一大事なのである。そして私のような人間が研究活動を活発に行い積極的に発言すると、県職員や県知事が困るということは、このブログを読めばよくわかるだろう。だから、図書館の利用制限を続けることは、県職員にとってはメリットしかない。来館者が減ることで職員の給料が下がることもないので、仕事が減って給料は変わらないと、いいことづくめだ。


その後メールの回答が来ないので、私がここに書いた話は図星だったのだろう。何か反論があれば、きちんと回答して頂きたい。


(10/23付記)

図書館から回答が来ました。

回答者の名前は名乗れない、それだけです。

ううん、例えば電話で問い合わせをした時に、「お名前をお伺いしてよろしいでしょうか?」と聞いたら、この図書館は「答えられません」と言うのでしょうか?

いよいよ組織として、話になっていないようです。

2020年10月7日水曜日

ミライon図書館に行ってきた

 ミライon図書館が開館して1年が経ったそうだが、今日、初めて行ってきた。


ミライon図書館は、長崎市内にあった県立図書館が大村市に移設され、大村市と共同の図書館になったものだ。

以前、県立図書館の移転場所を長崎市にするか大村市にするかで議論があった。

新長崎県立図書館は大村市へ

私は一貫して大村移転を主張していた。理由はリンク先を読んでもらうとして、手短に言えば、長崎市には市立図書館ができて、県立図書館がある必要性は薄まった。県立図書館は県下全域からアクセスしやすい大村市に立地すべきだ、ということだ。

長崎市に作るべきだという意見では、長崎市に研究者が多いから、長崎市におくべきだということだったが、私は、そんなの必要な時に大村に行けばいいじゃないか、と思っていた。


それで今日、ついにミライon図書館に行く用ができた。何のことはない、県立図書館を使わなくても、この1年間、長崎市立図書館で十分足りたのである。長崎市立図書館も蔵書は充実している。但し、歴史が浅い分、古い資料がないことが欠点である。今日は、古い資料を見るためにミライon図書館に行く必要が生じた。

長崎市から大村の図書館に行くのが不便なのだろうか?不便だから大村移転反対、というのは長崎市民のわがままでしかないと、移転の議論が出ていた時から思っていた。実際行ってみたら、全然不便じゃない。

高速シャトルバス(大村 - 長崎)

長崎と大村の間には、高速シャトルバスという便利なものがある。長崎「県営」バスが、民間事業者たるJR九州の邪魔をしていいのか、という議論もあろうが、県内輸送に全くやる気の無いJR九州の「補完をする」ために、県営バスが充実するのは、いいことだと考えよう。

高速シャトルバスを使えば、長崎市内中心部(それこそ市立図書館の目の前のバス停)から、ミライon図書館の目の前のバス停まで、乗り換え無しで40分弱で着く。全然不便じゃない。

県立図書館の移転に反対していた人たち、移転して不便になったのですか?そもそも、図書館を使ってたのですか?ちゃんと言及して下さい。


それはさておき、ミライon図書館に行くと、今だにコロナ対策で座席を減らしている。いつまでこの措置を続けるつもりなのだろうか。これは、県民の学びの場を奪うことになっていると思わないのだろうか。

もうコロナ対策ではいろんなことがわかってきている。図書館のようなしゃべらない場所で「人と人との間隔」を開ける必要は、ほとんどない。換気に気をつけることが最重要だ。

映画館も定員いっぱい入れられるようになっているのに、いつまでこんな状態を続けるつもりなのだろうか。

長崎県教育委員会のことだから、県民に勉強されて知恵をつけられたら困るのだろうか。根性論だけで何も考えられない長崎県教育委員会だから、多分、何も考えていないというのが正解だと思う。


2020年8月25日火曜日

宿泊施設でのコロナ対策はサービス低下を招く

Yahoo!ニュースで面白いコメントが付いていた。

『宿泊施設を独自に認証 旅先には長崎を(長崎県)』へのコメント

一度、あるお店で体温はかるサーモなんちゃらを受けたことあるけど、あれすっげー不快になるな。
「あ?おれ疑われてんの?」ていうすげー嫌な気持ちになる。
来い来い言いながら、同時に、来た客にこれって、接客としてどうなん?って正直おもった。

まさに正論である。私も全く同意見。

雑貨屋や衣料品店に入る時、検温を求められたら、私はその店には入らない。飲食店なら微妙だが、ふらりと入ろうと思った程度の店なら、入店時に検温されるなら、そこには入らない。

旅行関係のことについては、以前記事を書いたので参照して頂きたい。

新型コロナ陽性者が出る前提での観光推進を



宿泊施設におけるコロナ対策でいえば、感染防止対策をすることがサービス低下につながるということを自覚している宿泊施設の経営者はどれ位いるのだろうかということを、かなり疑問に思っている。

以下はコロナ対策による顧客サービス低下にどう対応するか悩んでいらっしゃる方の寄稿文である。

【寄稿】「ポストコロナの農村観光」 不要不急を田舎の特権に

この方は、コロナ対策でサービスが低下している状態では、お客さんに積極的に来て下さいとは言いにくいとおっしゃっている。そこまで悩んでいる宿泊施設の経営者は、どれ程いるのだろうか。


私は7月に一泊3万円以上する高級リゾートホテルに泊まった。そこは、フロントの人はマスクをしていたが、アクリル板などの遮へい物は一切無し。レストランの従業員は誰もマスクをしていなかった。

これは、このような対策がサービス低下につながるから、敢えてやっていなかったんだと感じた。私は非常に好感が持てて、旅行する時には極力このホテルチェーンを利用しようと強く思った。

星野リゾートの星野代表も、従業員のマスク着用は魅力の低下につながるから、極力避けるようにと指示しているそうだ。

【星野リゾート・星野佳路代表】「久しぶりに代表としてお呼びがかかった」。倒産確率を示して社員と共有した現状と未来

なぜなら、星野リゾートのサービスにおける顧客満足度というのは、施設よりもスタッフに対するもののほうが圧倒的に高いからです。「スタッフの笑顔が素晴らしい」という感想を毎日のようにいただく。マスクで表情が分からずしてスタッフの笑顔や気持ちが伝わるのかと思うからです。


そもそも宿泊客がコロナ対策を望んでいるのかどうかすら、きちんと把握しているとは思えない。旅行者はほんとうに宿泊施設での感染を恐れて旅行をしないのだろうか。単にまわりの目が気になって旅行しないだけじゃないのか。そもそも、マスクを着ける最大の理由が、「感染防止のため」じゃなくて「人がつけているから」なのが現状である。宿泊客が気にもしていない感染対策を取ってサービスを低下させて顧客離れを起こしていては、本末転倒なのだ。

以下のnote記事を見て頂きたい。

「徹底的なコロナ対策」の是非


これはネイルサロンの方が個人的に取ったアンケートの結果だが、何と68%の人が「徹底的に対策をしている感たっぷりのサロン」よりも「癒し優先・見ためは今まで通りのサロン」を選ぶと回答している。

比較的感染リスクが高いと思われるネイルサロンでもこの結果なのだから、感染リスクが低い宿泊施設で目に見える感染対策を求める宿泊客がどの程度いるのか、私もかなり興味がある。


できれば各ホテルはHPなどで、そのホテルの感染防止対策を事前に調べられるようにして欲しい。私は宿泊客にマスク着用を求めるホテルは避けるし、極力感染対策を取ってない所を選ぶ。アクリル板やビニールシートでフロントを遮へいしてあるような所も、避けたい。

先日雲仙に行った時の話を書いたが、仮に事前に各旅館の感染対策がわかっていれば、絶対に宿泊客にマスク着用を求めない所を選んだ。雲仙の旅館組合として、全ての宿泊施設で宿泊客へのマスク着用を求めるのであれば、雲仙には行かないと思っただろう。実際、今の時点では私は雲仙には当分行きたくないと思っている。


こういうことを、コンベンション協会なりがきちんと宿泊客にアンケートを取って集計するべきだと、強く思っている。簡単なものでいい。たとえば「宿泊客へのマスク着用要請」について「絶対必要」「できれば必要」「どちらでもいい」「できれば不要」「絶対不要」から選ぶ、という程度のものだ。そして、どの項目を宿泊客が必要と感じているか、不要と感じているか、分析するのだ。やらないのなら、何のためにDMOとしてコンベンション協会に多額の公費をつぎ込んでいるのか、わからない。

アンケート用紙はコンベンション協会が作って、各ホテルに預けて宿泊客に渡してもらえばいい。回答は郵送あるいはホテル預かりで、コンベンション協会が開封して集計する。結果は公表する。この程度のことは、できるはずだ。

そして、不要だと思う人が多い項目については、長崎大学の専門家と相談して、それでも対策が必要なのか、外していいのか、再度検討すればいい。例えば検温は評判が悪いから外せないのか、など。

ちなみに、従業員に対しても宿泊客に対しても、マスクの常時着用は、チームナガサキセーフティの中では求められていない。「せきエチケットなど」の対策を励行する、という項目があるだけだ。せきエチケットというのは、マスクをしていない前提の話である。


(8/26追記)
ちょうど長崎新聞にも以下の記事が出ていた。

コロナへの過剰対応を危惧 全国旅行業協会理事 長崎で講演


2020年8月20日木曜日

北陽台高校の感染防止対策を見て具合が悪くなった

内容はタイトルそのまんまです。
長崎新聞の記事から。

クラスター発生した長崎北陽台高 きょう再開 感染防止、心のケア徹底



北陽台高校でクラスターが発生した。果たしてその検証はちゃんとやったのだろうか。

私としては、この事例を検証し、これをきっかけに学校でのマスク着用をやめさせる方向に動けばいいな、と思っていたが、長崎県の教育委員会がそんなまともな施策を取るはずがないと、今さらながら考え直した。

学校でクラスターが発生したこと自体は不幸なことであるが、原因をしっかり究明して、それを今後の対策に役立てるというのは重要なことである。

当然、検証したのであれば結果は公表しないといけない。今回はできれば長崎大学の専門家にしっかり検証してもらいたいと思っていたが、県教委自らが調査してもいい。やったのかもしれないが、結果を公表しないと意味がない。

私が一番興味があるのは、どのようにして教室内で感染が起こったのか、ということである。私が思うのは、飛沫が直接先生から生徒に飛んで感染したのではなく、微細な水滴が教室中に充満し、冷房の流れに乗って教室中に感染が広がったのではないか、ということだ。

これは、感染した生徒がどの席に座っていたのかで検証できる。感染者は最前列の席の生徒が多いのか、エアコンの吹き出し口に近い人が多いのか、ということは、絶対に公表して欲しかった。


そして具合が悪くなる高校側の対応だが、さらに飛沫防止をするらしい。本当に飛沫が原因だったのかは、言われてない。

一番嫌になったのは、以下の部分。

県教委は同校に教員用のフェースシールド約60枚を導入。マスクと併用することで飛沫(ひまつ)感染を防ぐ考えで、声の通り具合や使い勝手を検証しながら、各学校への導入を検討していく。

フェイスシールドというのは飛沫を受けて感染することを防止するためのものだ。だから、先生から飛んできた飛沫を生徒が受けないように、生徒にシールドを着けさせるというのなら、理屈としてはわかる。何故先生がシールドを着けるのか。

最初に私が「これをきっかけに学校でのマスク着用をやめさせる方向に動けばいいな」と書いたのも理由がある。教員がマスクを着用することにより、感染拡大の危険性が高まる可能性もあるのだ。

マスクを着けて授業をすると息苦しくなる。息が上がる。すると、ウイルスの拡散量が増える可能性があるのだ。そういう研究論文も、実際にある。

クラスター発生の原因が何なのか、ということが、ここで重要になってくる。生徒が先生から直接飛沫を受けたのであれば、マスクをする合理性もある程度は認められる。しかし、いわゆるエアロゾル感染で教室中に細かい飛沫が充満していたのであれば、マスクは無意味だ。そもそもマスクをしていても感染したのだから、「マスクに意味はない」という発想にならない方が不思議だ。

そして、マスク着用でウイルスの拡散量が増えるという前提に立てば、教員はマスクを外すべきで、生徒が先生から直接飛沫を浴びて感染が広がったのなら、教壇と最前列の距離を取ればいいのだ。感染事例はあるのだから、何列目以降は大丈夫だというデータもある。マスクの有無で飛沫が飛ぶ距離は違ってくるだろうから、その辺は実験でもして、さらに何メートル開ければいいかを検証すればいい。


この記事を読んで思ったのは、やっぱり長崎県の高校は、「科学的に物事を考える」ことではなく、「精神面を鍛える」ことが今でも教育方針の中心なんだなあということだ。少なくとも感染事例を科学的に検証した形跡は見えない。

そして、「感染を防ぐこと」が目的ではなく、「感染対策をすること」が目的化している。受験指導と同じだ。

受験指導においても、「成績を上げること」が目的ではなく、「沢山勉強をすること」が目的化しているのが長崎県の高校である。私のように「勉強はしないのに成績がいい」生徒にとっては、ものすごく居心地が悪い。学校の中での風当たりは強く、そもそも私のような生徒は「あってはならない事例」として、いなかったことにされてしまう。

だいたい優秀な生徒は人格も伴っていることが多いので、無駄だと思っている勉強にも、周囲に合わせて付き合っている。私のように「無駄な勉強はしない」と明言する生徒は、まずいない。長崎の社会で生きていくには、無駄だと思うことも黙って付き合うような人間にならないといけない、ということが高校時代から叩き込まれるのだ。それはそれで、合理的ではあると思う。


2020年8月18日火曜日

雲仙でのテレワーク推進は子ども中心の発想で

前回の続き。

雲仙温泉は避暑地としての魅力向上を


雲仙温泉では、6日間滞在できる観光地を目指しているそうである。

6日間滞在できる雲仙 ワーケーション施設充実へ コロナ禍対応で市観光戦略


お父さんがリモートワークで6日間滞在するとしたら、その間に奥さん子ども達は何をする?という問題が発生する。

しかしここは逆に、子ども達が6日間滞在することを目的とした行事を作り、それに親が付いてくるという発想に切り替えられないだろうか。

子どもに6日間滞在する目的と作るのは、簡単である。塾の夏季講習であったり、スポーツ合宿であったり。誘致できれば、それは難しいことではない。それを、「子どもだけの合宿」ではなく、親も一緒に来てもらって、昼間は子どもの行事、夜は家族で過ごす、というパターンを作ればいい。

例えば英進館に雲仙で夏季講習をやってもらうのは、どうだろう。九州全域から集めれば、それなりの講座を開設する規模にはできるのではないか。またそれであれば、旧雲仙小学校の校舎を、そのまま使える。

とりあえず初年度は校舎使用料を無料にする、ということでもいいと思う。こういう方向のほうが、いきなりワーケーションで社会人を呼ぶよりは、遥かに簡単ではないだろうか。

各旅館にも塾と提携していろんなパックを出してもらう。週末だけお父さんも合流するというケースも想定して、食事の内容を宿泊日によって変えるのもいいだろう。


お母さんはどうするのか。スポーツ合宿であれば、ずっと子どもの練習を見ているのもいいと思う。塾だと、そうもいかないだろうから、外で散歩してもらったりお茶してもらうような施設を用意しなければならない。

アウトレットモール的なものがあれば、昼間に買い物ができていい。しかし、いきなりそういう施設を作り経営的に成り立たせるのは難しい。しかし、インバウンド向けの免税店と組み合わせれば、インバウンド客も合わせた需要を満たせて、観光地としての魅力を高めることができる。

高原の避暑地といえば軽井沢が挙げられるが、軽井沢もアウトレットモールを作って大成功している。どんどん売場面積が拡大され、今はアウトレットではない「ショッピングプラザ」を名乗るようになった。

関東近郊では、この軽井沢を始め御殿場など郊外のリゾート地にアウトレットモールを建設する流れができた。週末には都心から沢山の買い物客が訪れる上に、近年ではインバウンド客も多く利用するようになった。御殿場のアウトレットモールへは、富士山へのインバウンド客が多く訪れている。


いきなりビジネスでのワーケーション客を誘致する施設を用意するより、まず子ども向けの合宿を誘致して、そこから広げていく方が、より現実的だと思う。


2020年8月17日月曜日

雲仙温泉は避暑地としての魅力向上を

先週雲仙温泉に宿泊した。

雲仙に泊まったのは、多分高校時代の雲仙合宿以来。そう、当時は高校生が勉強合宿のために、雲仙に1週間缶詰めにされたのだった。高校に冷房がないので、冷房無しで涼しい雲仙にほぼ強制で、夏休みを潰して出かけていたのだ。私の時は、自由時間一切なし。宿舎に缶詰め。そういう時代だった。

今は夏休みに勉強するために、県立高校に冷房が入ったと聞く。

今回感じたのは、やはり涼しい。私は冷房を使うと体調が悪くなるので、家ではエアコンを使わない。そのため夏場は眠りが浅く、気分がすっきりしないのだが、冷房不要の涼しい雲仙で2泊したら、ぐっすり眠れて、体調も良くなった。

もともと雲仙は避暑地として栄えたのだから、やっぱり夏場は避暑地としての魅力を磨いて、県内からの集客も図る方向性が重要だろうということを強く感じた。長崎市内からでもそんなに遠くないので、リフレッシュのために短期間でも雲仙に泊まるのは、仕事の生産性も上がっていいことだ。


と思っていたら、ちょうど長崎新聞に以下の記事が出た。

6日間滞在できる雲仙 ワーケーション施設充実へ コロナ禍対応で市観光戦略


目指すことは私と同じなのだが、やり方がちょっと違うというか、利用者本位ではない所が気になる。

例えばワーケーションの拠点施設。ネット環境を充実させて、遠隔作業の仕事がしやすい場所が求められるのだが、それに旧雲仙小学校の校舎を利用できないか市が考えているらしい。

実際に利用する立場からすると、仕事の合間にちょっと息抜きで散歩したりお茶したりするのに、旧雲仙小学校の場所は中心部から離れすぎている。本気で人を呼びたいのであれば、絶対に温泉街の中心部に作る必要がある。星野リゾートと相談して富貴屋跡地に作るとか、宮崎旅館の改装後に中に入れるとか、まず利用しやすい場所を考えることが重要である。現地の当事者の都合で施設の配置を決めると、利便性が悪くなって、人が来ない。


そもそも雲仙温泉の人たちは、自分たちの地域の魅力がどこにあるのか、観光客が何を望んでいるのか、わかっているのか。今回滞在して、そこが疑問だった。

高原のリゾートであればレンタサイクル、というのは、ごく自然に思い浮かぶ。雲仙でもやっと今になってレンタサイクル事業を始めたようだが、何と貸し出し場所がゴルフ場。そこまでどうやって行くのですか?

自転車を借りようとする旅行者は、公共交通機関を利用する人が中心だと思われる。だったら中心部とか旅館の近くで借りられないと、意味ないでしょ?車で来た人がわざわざレンタサイクルを借りるのですか?車前提でもいいけど、やっぱり貸し出し場所は中心部じゃないと、利用者にとっては不便である。

そもそも中心部に観光案内所すらない。普通はバスを降りたら観光案内所に行ってパンフレットを貰って、それから何をするか考えるものだ。最初から観光の前提が車になっているのだったら、そこは考え直した方がいい。

主要な施設の管理者がバラバラだということが、調整を難しくしていると思われる。民間の施設はさておき、島鉄バス、国(環境省)、県、市など、当事者が多い。県営バスのターミナル跡は廃虚になっていて、全く活用されていない。観光案内所は市が開設して現地の観光組合に運営を委託したりするものだが、そういう調整が全くされていないようだ。そもそも県営バスのターミナルがあった時には、中に観光案内所位あったのだろうか。

そういう所を調整して、旅行者にとって便利な場所にしないと、ワーケーションなんて利用されるはずはない。

あとは、コロナ対策にうるさすぎ。大自然が売りなのだから、「高原では人との距離を取ってマスクを外しましょう」と宣伝すればいいのに、どこに行ってもマスク着用。かなりうんざりした。共同浴場でも「マスク着用、手指消毒」。風呂に入るだけなのに、マスク着けたまま湯船に浸かるのですか?硫黄分ですぐ消毒されますよ。

あいにく離れる以前に人がいません。そんなに大きく掲示される必要は、ありません。

これが完全におかしい。「感染症予防のため」じゃなくて「高原の自然の空気を入れるため」に窓を開けて下さい。これだけ涼しいのに、普段は冷房を入れているのですか?


とにかく、「高原の自然の風を満喫して下さい」という空気が、全くなかった。下界はこれだけ暑いのだから、何を売りにすべきか、地元の人が理解していないと思った。

宿泊施設も同様。マスク着用は最小限にするべきだ。以下に長崎・雲仙・佐世保各市共通の宿泊施設向けガイドラインを示す。従業員や宿泊客にマスク着用を推奨するような記述は一切ない。マスクが必要なのは、感染の疑いのある客に対応する時の従業員だけである。

チームナガサキセーフティ


温泉宿で感染リスクが高い場所は大浴場の脱衣場だと言われている。脱衣場の換気さえ徹底させていれば、後は宿泊客に過剰なマスク着用を求める必要性は全くない。そもそも風呂から上がったらすぐマスクを着けたいと思うだろうか。

新型コロナ陽性者が出る前提での観光推進を


上の記事にも書いたが、宿泊客の満足度を高めるためにも、マスクは極力使わないような方向で考えてもらいたい。


他にも色々アイデアはあるが、次の機会に回したい。

2020年8月7日金曜日

市民病院で新型コロナ患者が亡くなったそうですが

長崎なんたらセンター(長いので覚えられない。以下、市民病院と書く)で、新型コロナ罹患者がお亡くなりになられた。

もともと基礎疾患があって、入院されていたそうだ。


市民病院といえば、私のおばさんのことを思い出す。

おばさんは末期ガンで市民病院に入院していた。

で、そろそろ危なそうだという話を聞いたので、ある日、お見舞いに行った。入院してから会いに行くのは、初めて。そもそも、会うこと自体が10年振り位、いやもっとだったかもしれない。

病院に行くと、おじさんがつきっきりで看病していた。おばさんは意識はあるけど、私が来ていることを認識できているのかも、わからないような状況だった。

おじさんは、「昨日も親戚が来ていて、話をしてたんだけどねぇ。今日はつらそうだよ。」と言っていた。

結局、翌日亡くなって、私が家族以外で最後の面会者になった。


仮に、である。

このおばさんに新型コロナの陽性反応が出ていたら、どうなっていたか。

当然、隔離されて、旦那さんの看護も不可能。家族以外の面会なんて、論外。

ううん、と考えさせられる状況である。