2020年10月7日水曜日

ミライon図書館に行ってきた

 ミライon図書館が開館して1年が経ったそうだが、今日、初めて行ってきた。


ミライon図書館は、長崎市内にあった県立図書館が大村市に移設され、大村市と共同の図書館になったものだ。

以前、県立図書館の移転場所を長崎市にするか大村市にするかで議論があった。

新長崎県立図書館は大村市へ

私は一貫して大村移転を主張していた。理由はリンク先を読んでもらうとして、手短に言えば、長崎市には市立図書館ができて、県立図書館がある必要性は薄まった。県立図書館は県下全域からアクセスしやすい大村市に立地すべきだ、ということだ。

長崎市に作るべきだという意見では、長崎市に研究者が多いから、長崎市におくべきだということだったが、私は、そんなの必要な時に大村に行けばいいじゃないか、と思っていた。


それで今日、ついにミライon図書館に行く用ができた。何のことはない、県立図書館を使わなくても、この1年間、長崎市立図書館で十分足りたのである。長崎市立図書館も蔵書は充実している。但し、歴史が浅い分、古い資料がないことが欠点である。今日は、古い資料を見るためにミライon図書館に行く必要が生じた。

長崎市から大村の図書館に行くのが不便なのだろうか?不便だから大村移転反対、というのは長崎市民のわがままでしかないと、移転の議論が出ていた時から思っていた。実際行ってみたら、全然不便じゃない。

高速シャトルバス(大村 - 長崎)

長崎と大村の間には、高速シャトルバスという便利なものがある。長崎「県営」バスが、民間事業者たるJR九州の邪魔をしていいのか、という議論もあろうが、県内輸送に全くやる気の無いJR九州の「補完をする」ために、県営バスが充実するのは、いいことだと考えよう。

高速シャトルバスを使えば、長崎市内中心部(それこそ市立図書館の目の前のバス停)から、ミライon図書館の目の前のバス停まで、乗り換え無しで40分弱で着く。全然不便じゃない。

県立図書館の移転に反対していた人たち、移転して不便になったのですか?そもそも、図書館を使ってたのですか?ちゃんと言及して下さい。


それはさておき、ミライon図書館に行くと、今だにコロナ対策で座席を減らしている。いつまでこの措置を続けるつもりなのだろうか。これは、県民の学びの場を奪うことになっていると思わないのだろうか。

もうコロナ対策ではいろんなことがわかってきている。図書館のようなしゃべらない場所で「人と人との間隔」を開ける必要は、ほとんどない。換気に気をつけることが最重要だ。

映画館も定員いっぱい入れられるようになっているのに、いつまでこんな状態を続けるつもりなのだろうか。

長崎県教育委員会のことだから、県民に勉強されて知恵をつけられたら困るのだろうか。根性論だけで何も考えられない長崎県教育委員会だから、多分、何も考えていないというのが正解だと思う。