2021年5月4日火曜日

長崎県医師会長は科学的ではない

 新型コロナに罹患した経験がある長崎県医師会長が、「医療危機的状況宣言」を発表したそうだ。

変異株への危機感あらわ…長崎県医師会が3度目の「医療危機的宣言」

長崎医療圏で、確保病床140床に対して、入院患者が81人となるなど、長崎市内を中心に新型コロナウイルスの入院患者が増えています。


ちなみに、私は長崎県の感染状況は、もうピークアウトしたと思っている。高齢者施設や病院でクラスターが発生すれば一気に跳ね上がることも有り得るが、それは普通の県民の行動抑制で抑えられることではない。


 

で、医師会の仕事は何なのですか?医療体制を充実させることじゃないんですか?患者が増えても、それに耐えられる医療体制を整備することが、医師会の最大の今やるべき仕事だと思うのだが、それは違うのだろうか。

長崎県医師会は論理的ではない

そして「正しい感染防止対策」については、上のリンク先に書いている。私と医師会の言うことと、どちらが正しいのかは、読んで頂ければ私が正しいことを理解して頂けるはずだ。


このブログのテーマは、物事を「科学的に」考えることである。長崎県民は、精神論ばかり言って科学的根拠で行動を決める人が、あまりにも少ない。私がこのブログを開設したのも、少しは科学的に考える方法を提示したい、と思ったことが大きい。

では、長崎県医師会長がどう科学的ではないのか、説明する。

長崎県医師会長が新型コロナに感染したということは、「感染防止対策に失敗した」と考えるのが「科学的」である。家でもマスクをして外出を控える、という行動が間違いだった、とまず考えることが科学的なのだ。

そもそもコロナウイルスは風邪のウイルスである。コロナに罹らないということは、風邪をひかない、というのと基本的には同じことだ。風邪をひかないために、外出を控えずっとマスクを着用する、というのは、対策として正しいのだろうか。そんなことはない、外に出て運動をしてウイルスに負けない体を維持するのが、風邪をひかない対策だ。

マスクは不潔なので、ずっと着用すると、それこそ病気になる原因だ。アメリカは州ごとに法律が大きく違い、おもに共和党知事の州がマスク義務化を解除していった。すると、マスク義務化州より義務化解除州の方が感染状況が改善した、というデータがある。アメリカは50州あり、その約半分がマスク解除をして、明らかに解除州の感染状況が改善しているので、統計的にも十分有意である。たまたまではない。


私は飛行機に乗る時以外はマスクを着用していないし、冬場は毎週スキーに行っていた。スキーの大会にもいくつも出た。これだけ出歩いていてもコロナに罹っていない。普通に考えれば、家に篭もってずっとマスクを着用しているより、外に出て運動をしている方が、風邪をひかないのは当然のことだ。

スキー場でもコロナ云々と言っている高齢者がいたから、そういう人に私は、「こうやってスキーに来ているような高齢者は風邪をひかないから、そんなにコロナを心配することはないです。仮に罹っても無症状か軽症で済むから心配無用です。実際、あなた普段風邪ひかないでしょ?」と言えば、何となく納得してもらえた。

だいたい、毎日のようにスキーをしているような高齢者が病弱な訳がない。今シーズン私はマスターズのスキー大会にいくつも出場していて、その出場者は延べ1,000人を超す。それでも参加者がコロナに罹ったという話は、1件も聞かない。


今の感染防止対策は「思い込み」でしかなく、全く科学的ではない。このブログを読んでいる方には「科学的に」考えて行動して頂きたい。