2021年5月9日日曜日

長崎県の「医療逼迫」は過剰検査が原因

前回の続き。

医療崩壊迫る…医師が悲痛な訴え 感染症対策を呼びかけ【長崎市】

私は本当に医療崩壊になっていた関東でコロナ診療をやっている医師の友人がいるので、医療崩壊する状況がどういうものかは聞いている。

そういう友人から見ると、「長崎の医者は何を寝ぼけたことを言っているの?」という話にしかならないだろう。

というのも、これだけ陽性者が増えている最大の原因は、検査数が多すぎることだからだ。

発生の推移(令和3年5月8日現在)

データは更新されるので、5月8日のスクリーンショットを貼っておく。


内訳を見てもらえば、「接触者」の数が半分程度を占めていることがわかる。何のことはない、接触者へのPCR検査をやめて、発症した人だけを検査対象にすると、陽性者数は半分程度に減るのだ。

そもそも、「濃厚接触者」ではない「接触者」に検査をする必要性は高くない。長崎県が「医療体制に余裕がある」という前提で、やっているだけだろう。

そして、これだけ検査を増やして陽性者数を増やしておいて、医療崩壊だとか言うのは、経済サイドの私から見ると、「ふざけるな」の一言である。

ほんとうに医療崩壊しそうな地域では、接触者への検査をしないのは当然のこととして、濃厚接触者すら追跡しないようにしていた。そうしないと、医療が追いつかないのだ。

長崎県は、これだけ検査を続けていながら、「医療崩壊が近い」とか言って経済に大きな打撃を与えているのは、ちょっと医療側の人間を甘やかしすぎていると思う。まずは接触者への検査をやめて、濃厚接触者を追わなくして、それでも感染者が増え続ける段階で、人々の行動自粛を求めて欲しい。

もっとも、私は行動自粛で感染が減ることはないと思っているので、行動自粛を求めるのなら、それで感染が減る明確な証拠を示してからにしてもらいたい。

オカルトコロナ宗教で田上長崎市長を洗脳し、住民に恐怖感を植え付け行動を萎縮させ、精神疾患や自殺者、熱中症を増やし、子どもの健全な成長と部活など一生に一度の経験の場を奪うことに対して、医療関係者は何とも思わないのだろうか。もちろん小児科の森内先生は、今の空気がおかしいとは思っているだろうが。