2020年12月24日木曜日

長崎県医師会は論理的ではない

しかし、医師会の頭の悪さには、あきれてしまう。

何も書かないつもりだったけど、さすがに書かずにはいられなくなった。


まず世間の人は誤解しているみたいだけど、基本的に開業医って、頭悪いんです。

「医師会の人って、頭いいはずなのに、なんでこんな馬鹿なことを言うの?」というコメントをネット上でよく見かけるが、それは大きな間違いなのだ。

開業医というのは、基本的に決まった治療法に従って、それを間違いなくこなすことが求められている。自分で頭を使って勝手な治療をやっては、いけないのだ。

もしかしたら大学入学時には頭が良かったのかもしれないけど、何十年も頭を使わないと、どんどん馬鹿になっていく。

そして医師会というのは開業医による政治団体です。決して新型コロナ患者を受け入れて苦労している大学病院や市民病院の代表ではありません。医師会の人が何を言っても、自分の病院ではコロナ診療はやっていないのが事実なのだ。


医師会の悪口はさんざん書いてきたが、今回書きたくなったのも、この論理性のなさに、あきれてしまったからだ。

【医療危機的状況宣言】「命を守る通常の医療ができない。皆さまの行動変容しかありません」長崎県医師会

長崎県医師会は「マスクの着用や手洗いの徹底」などを改めて呼びかけ、森崎 正幸 会長 は「家庭内感染も増えているので、できれば家でもマスクを着用してほしい」と話しました。

頭悪いとしかいいようがない。もう、論理より精神論である。

家庭内感染をどう防ぐかについては、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸教授が「あきらめるな」と色々説明していた。具体的には食べ物を大皿にせずに取り分けるとか、飲み物の回し飲みしないとか、プリンを回して食べてスプーンを共有することがないようにするとか、とにかく唾液の交換が起こらないように注意すると言われていた。

本当に家庭内感染を防いで欲しいと思うのであれば、こういう話をしなきゃいけないんじゃないですか?何故、「家でもマスク」になるのですか?


そもそも医師会や首長が言う「新型コロナに罹らない」ための対策が間違っていると、常々私は思っている。マスク着用なんて、順番は後も後。一番大切なことを、まず言えよ。

コロナウイルスは風邪のウイルスである。だったら、新型コロナに罹らない方法も、風邪をひかない対策が基本である。風邪をひかないためにはどうするか。よく寝てよく食べて陽に当たって適度に運動してウイルスに負けない体を作ることではないのか。マスクをつけて室内に引きこもっていると、そりゃ抵抗力落ちて風邪ひきますよ。外に出る時までマスクつけてちゃ、陽に当たらなくて不健康でしょ?

最初の頃は、長大医学部の専門家もこういう話をしていたと思うが、今は全く聞かない。正しいことを言っているのは、千葉市長だけである。以前ここのブログでも紹介したが、再度引用する。

https://www.facebook.com/toshihito.kumagai/posts/3648746841861464

私も市長としての職務に加えて早朝・夜や週末に選挙に向けた諸作業をしていますが、しっかりと睡眠を取り、免疫力を維持するよう意識しています。また、毎日の体温測定などの健康管理も徹底しています。

そして2番目に大事なこと。「具合が悪いと思ったら、外に出ない。」熱があったのに居酒屋でウイルスを撒き散らした県議会議員など、論外である。何故、「少しでも体調が悪いと思ったら家から外に出るな」と言わずに、若者は飲食店に行くなという話になるのか。順番が違う。これも、最初の頃は長大医学部の専門家が言ってた気がするけど、最近全く聞かなくなった。

まあ他にも長崎県のコロナ感染状況についてや感染対策についても書きたいことは色々あるけど、今回はこの辺までにしておく。とにかく医師会の言うことに論理性がなくて根性論だけだということは、県民の方々は広く理解しておいて欲しい。