表題は、東京の会社員から聞いた話。
大企業に務めていると、同じ会社の従業員で新型コロナに感染した人は珍しくないそうだ。そして、感染した人を見ると、「徹底した感染対策を取っている」人ほど感染している、ということである。
この話はなるほどと思った。私は専門家が言う「感染防止対策」は効果の薄いものばかりで、逆効果のことも多いと普段から主張している。典型的なのがマスク着用である。マスクの常時着用は、現状を見ると感染防止効果よりも遥かに逆効果の側面が大きい。
下のリンクは今朝の千葉市長からのFacebookにおけるメッセージである。千葉市長はきちんと数字ベースで現状を分析されており、言っていることが科学的で、専門家の言う間違った対策は取っていないので、私もずっとフォローしている。
https://www.facebook.com/toshihito.kumagai/posts/3648746841861464
ここで最後に書かれていることが重要である。
私も市長としての職務に加えて早朝・夜や週末に選挙に向けた諸作業をしていますが、しっかりと睡眠を取り、免疫力を維持するよう意識しています。また、毎日の体温測定などの健康管理も徹底しています。
これが最大の新型コロナ対策なのだ。最初の頃は専門家も「免疫力を高める」と言っていたはずなのに、最近は全くそういう言葉を聞かなくなった。今でも正しい対策を主張される千葉市長は素晴らしいと思う。
そもそもコロナウイルスとは風邪のウイルスである。風邪をひかないための対策は何かと聞かれたら、睡眠取って、きちんと食べて、適度な運動をして、免疫力を高めることだと専門家は言うのではないか。風邪のウイルスを避けるために常時マスクをして家に篭もりなさいという専門家は、果たしているのか。この時点で、今専門家が言っていることは、感染防止対策として間違っていると断言できる。
そしてタイトルに書いた話である。一日中マスクをして家に篭もっていたら、不健康そのものである。だから免疫力が低下して新型コロナに罹患するのだ。東京では普通に新型コロナウイルスはその辺に充満しているので、もう避けることはできない。だったらマスクを外して外に出て、極力健康な生活を送る方が、ウイルスに負けない体になって罹患しないのだ。
「ウイルスはどこにでもあって、日常生活で曝露することは避けられない」。まずこの事実を認めないといけない。少なくとも長崎市内は今年1月からウイルスがあふれ返っているので、どこにでもウイルスがある状態だと思う。だから、別に接待を伴う飲食店に行かなくても、ウイルスを貰うことは日常的に起こるのだ。貰ったウイルスをマスクをすることで封じ込めると、自分で増殖させてしまい発症する。
そもそも日本感染症学会の理事長が頭悪すぎて、話にならない。
市中感染の影に「見えないクラスター」 感染症学会理事長が訴える“五つの回避策”
「マスクを着けていれば感染リスクは低い」とか書いているけど、じゃあ長崎市副市長はマスクを着けてなかったのですね。
舘田教授インタビュー 政府の対応に焦燥感 記者ノート
舘田氏をはじめとする専門家や医療関係者の間で使われる、「ハンマー・アンド・ダンス」という言葉がある。
私は「専門家」の信頼性を測るいくつかの指標があって、1つはマスク着用を主張するかどうかなのだが、この「ハンマー・アンド・ダンス」も指標になっている。これを言う人は信用できない。感染拡大を抑えられるハンマーがあるのですか?それは無いというのが、今までの世界の情勢を見て言えることだ。そんな不可能なことを、学会の理事長が言っているのだから、感染症学会が言うことは全く聞いてはいけないと、強く感じる。
この騒動の最初の頃に聞いた話だが、医学のなかで感染症の分野は人気がなく、人材のレベルが低いそうである。それが事実であることはその後の状況を見てよくわかったし、そもそも理事長がこんな風では、会員のレベルはどの程度なのかと悲しくなる。千葉市長の方が、遥かに感染症学会の理事長より状況を読めているし正しい対策も取れている。こんな頭のおかしい理事長に振り回されるのでは、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(舘田氏もメンバー)からまともな答申なんか出るはずがない。
下のリンクは感染者を沢山出したホストクラブ経営者の対談である。実際に感染者を出した状況を沢山知る人が、どういう所で感染をするのか、どういう対策が有効なのかを一番わかっている。飲食店を経営する人は、是非下のリンクを見て欲しい。いかに無意味な対策を取らされているのかが、わかるはずだ。
【GoToトラベル一斉停止表明】コロナ感染は人の移動が原因か?宮沢准教授と新宿ホストクラブの1年を振り返り、感染のメカニズムに迫る。
一言書き加えておけば、長崎県が出している方針は、無駄な対策を強調されず、おおむね正しいということだけは、言っておきたい。このブログでも、そのことは繰り返し書いている。
そして今の専門家がいう対策だと、差別を助長することにつながるということを、専門家は認識しているのだろうか。「対策を取れ」「危険な所には行くな」と言うと、罹患した場合「対策を取っていなかった」「危険な所に行った」と思われるのは、当然のことである。実際に長崎市副市長が罹患した。市民の大部分は「副市長は感染対策が足りなかった」「副市長は危険な場所に行った、危険なことを行った」と思っただろう。それが差別の原因になる。
東京の会社員の話でも、罹患した人が保健所の調査を受けると、絶対に心当たりがあるような行動は取ってないのに、「どこか言えない所に行ったでしょう?」と繰り返し聞かれて、尊厳を傷つけられるそうだ。長崎市副市長が保健所の人からどういう対応を受けたかは知らないが、差別を生み罹患者を傷つける行為の原因になっているのは、行政側の対応なのだ。