2021年4月20日火曜日

間違った感染防止対策に則った認証制度に意味はない

いわゆる「山梨モデル」というコロナ対策で認証を受けた飲食店で新型コロナの集団感染が起こった。

山梨の認証店で6人感染 変異株クラスターか

記事によると、「換気のために開けていた出入口を閉めるなど客側のルール違反があった」、ということだ。

絶対的に言えるのは、「認証された店で集団感染が起こるのなら、認証制度に意味はない」ということである。


では、何故認証された店で集団感染が起こったのか。

単純に認証基準が間違っていたからである。


まずどういう条件で飲食店での感染が起こるのか。根本的に間違った認識が日本中にまん延している。

感染原因は飛沫や接触じゃなく呼気に含まれる微小な飛沫(エアロゾル)なのである。だから、いくら飛沫対策のアクリル板を置いたりマスクを着用させたりこまめな消毒をしても、換気が不十分なら感染は起こる。逆に換気さえしっかりしておけば、集団感染は起こらないのである。

それについて私は繰り返し主張してきた。

北陽台高校の感染防止対策を見て具合が悪くなった

「マスク会食」に効果があるのか専門家は検証せよ

長崎県知事の会見に落胆した

そして権威ある医学雑誌「THE LANCET」にも私の主張を裏付ける論文が掲載された。

Ten scientific reasons in support of airborne transmission of SARS-CoV-2


山梨県の認証基準は飛沫対策と消毒に偏っていて、換気対策が不十分なのだ。

感染症予防対策に係る基準(飲食業)

ここでは、換気の条件として「30 分に 1 回、5 分程度、2 方向の窓を全開」と書かれている。私はその分野の専門家ではないからこれが妥当なのか判断する能力を持ち合わせていない。しかし最近は専門家のアドバイスだと「常時換気」と言われていることしか見かけないので、私の認識としては、常時換気じゃないと危ないと思っている。


長崎県はこれまで飲食店に対して飛沫対策よりは換気の徹底を強調してきた。ところが今になってパーティションの設置やマスク着用を飲食店をまわって促しているのだ。

長崎県や長崎市が飲食店に新型コロナ感染防止対策を呼びかけ

なんで長崎県の感染対策が間違った方向に進んでいるのか、不思議でならない。


<4/21追記>

長崎新聞の記事

コロナ感染防止対策 徹底を 長崎県、酒類提供の飲食店に呼び掛け

写真を見て欲しい。

こんなシートを垂らしたら、換気が悪くなって感染対策としては逆効果です。

行政ががこんな間違った対策をお店を回って教えて、どうするの?