いや、会見自体は見てないのですけど。
後で資料を見て、相当落胆してしまいました。
今まで、私は長崎県のコロナ対策は素晴らしいと思っていた。あちこちで「長崎県は素晴らしい」と言いまくっていた。
それなのに、である。何ですか、今回の会見内容は。
本当に、がっかり。
何でアクリル板を設置した飲食店を利用しなきゃいけないんですか。
アクリル板なんて、換気を悪くするので、逆効果にしかなっていません。
私はアクリル板やマスクを推進する人たちに対して、逆効果にしかならない対策を勧めるので非科学的だ、と批判し続けてきた。長崎県は科学的にやっていると評価していたのに、本当に残念。
何でこうなっちゃったんだろうか。
以前は中村知事は「長崎県では飲食店が感染場所になっているという根拠はない」と断言するなど、ものすごく科学的根拠をもとに対策を打っていると思っていた。アクリル板やマスクを強調することなく、換気を重視するなど、世間で言われている「間違った対策」ではなく、「正しい対策」を推進しているのが長崎県だと思っていた。
首長は選挙のことを気にするので、世論に迎合する傾向が強まる。しかし中村知事は多分今期で引退するので、世論を気にせず、正しい対策を取っていけると、私は思っていた。
さらに長崎大学の専門家は、新型コロナに対して正しい認識を持っている人が多いという印象を持っていたので、知事も長大の専門家の意見を裏付けにして、国の流れに流されず、長崎県だけは正しい対策を取っていけると、これまでは思っていた。県民として、中村知事の姿勢を誇らしく感じていた。
それなのに、何故?という感じである。
知事に対する失望だけでなく、長崎大学に対する私の信頼も、一気に崩れた。感染原因はエアロゾルによる空気感染がほとんどで、大飛沫や接触はほとんど無いって、長大の研究者はわかっていると思っていたのに。
もう1年も新型コロナに付き合ってきて、なんで1年前と同じ間違った対策をやっているのか、と、世間に対して常々失望しているのだが、まさか長崎県まで1年前に逆戻りするとは、本当にがっかり、である。
私もこの1年、私なりの考えをブログに書き続けてきた。1年経って、私の考えは間違っていなかったと思っている。私のブログを見返して頂きたい。1年前に私が言っていることは、決して間違いではなかったということがわかるはずだ。私は1年経って、自分の考え方が正しかったと検証できたと思っている。
今だにマスクだのアクリル板だのこまめな消毒だの言っている人たちは、それに効果があったのか1年経った今、検証しているのか。アクリル板がなかったりマスクをしていなかったり消毒をやらなかった所で、感染爆発が起こっているのか。決してそうではない。感染が起こっているのは、換気不足の所ばかりである。いい加減、そのことに気付いて、正しい対策を取り、社会を健全化させる方向に動いて欲しい。
余談になるが、このままだと、来年も「長崎くんち」は中止になるだろう。1人でも新型コロナの陽性者が出ると大騒ぎする、という態度が変わらない限り、今後2度と「長崎くんち」は行われなくなる。
踊町の人たちのくんちに対する気持ちは、その程度だったのかと、これもがっかりしている。屋外行事を2年続けて中止する必要性が、どこにあるのか。徳島の阿波踊りは、規模を縮小してでも今年は開催することになった。岸和田のだんじりも、やるだろう。やらないと暴動が起こると言われている。長崎くんちの踊町の人たちの気持ちは、それに比べると大したことはないんだな、と実感させられた。
(4/16 追記)
新型コロナの感染が飛沫や接触じゃなくエアロゾルによる空気感染だという説明。
Ten scientific reasons in support of airborne transmission of SARS-CoV-2
(SARS-CoV-2の空中伝播を支持する10の科学的理由)←GOOGLEによるタイトルの翻訳
私は専門外なので、THE LANCETというのが、どの程度信憑性のある記事なのか、理解していません。
長崎大学の専門家であれば、この内容位は当然知っているはずです。知らないんだったら、税金で食わせる価値はありません。すぐ解雇して下さい。医師免許を持っている人なら、年収1500万円は保証されていますから、すぐ解雇されても生活には何も困ることはないです。