2019年5月5日日曜日

私が市議選に当選するにはどうすればいいのか

選挙に関する話はアゴラにも投稿しているので、興味のある方はそちらも読んで頂きたい。

アゴラ「地方議員の成り手不足は解消できるか」

私も研究者の端くれとして、「私がどうすれば市議選に当選できるか」について「学術的に」考えてみたい。

今回の選挙は投票率が低く、浮動票が動かない、いかに基礎票を持っているかが重要だった。今後も投票率が低いことは予想されるので、いかに自分の基礎票を増やすかが課題になる。

私が獲得した票数は931。今回は当選ラインが低かったので、あと1200票あれば当選ラインを上回れたが、通常の選挙で当選するにはあと2000票は必要だ。

まずこの931票が、私と両親兄弟全ての同窓生など友人関係を集めた限界だと思う。今回の選挙戦では、友人知人関係以外には投票をお願いに行っていないこともあり、それ以外の票数はわずかだと思われる。

そして知人関係でこれ以上票を増やすのは相当困難なので、他から票を集めないといけない。知人関係を掘り起こせ、なんて意見は無責任。仮に倍になった所で当選ラインには届かないし、そもそも倍にするのだって相当大変である。市議選は、他の候補者とすぐぶつかる。直接の知人なら私に投票してもらえても、その知人はともかく親兄弟であっても、他の候補者にぶつかるのは日常茶飯事である。


ではどこから集めるのか。一番最初に思いつくのは、地元自治会である。

そのためには、浜の町などの中心商店街からの支持を得ないといけないのだが、私はこのブログにも書いている通り、中心商店街に対しては厳しい意見を持っている。議員になりたいからといって自分の意見を変えるつもりもないし、商店街からの支援を得たからといって商店街の利益を代弁するような議員になるつもりは毛頭ない。だから、地元からの支援を得る、ということは、不可能である。

地元以外からの支持を集めるには、それこそ市内全域でミニ集会を数多く開いて支援者を増やす以外の方法はない。いくらネットで政策を訴えても、今の長崎市の状況で支援者を増やすことが相当困難であろうことは、今回の選挙戦からも予想できる。だから、実際に集会を開いて政策を地道に訴えるしかないのだ。

こうしたやり方で2000人の支援者を増やすにはどうすればいいのか。1回20人集めるとして、100ヶ所。1年でやろうとすれば、週2回ペース。1ヶ所1回だけで参加した人数分の支援者を得られるとは限らないので、1ヶ所につき2回ずつ開催するとすれば、2年間は週2回ペースで集会を開かないといけない。

私はしゃべるのは得意なので、このペースで講演すること位は問題なくできると思う。しかし、どうやって会場の準備をしたり人を集めたりするのだろうか。

逆にいえば、それだけの準備を全部やってくれるという人がいれば、次の選挙に出ても構わないと思う。しかし、誰が、何のメリットがあって、そんな大変な作業をしようと思うだろうか。

市長選でも4年後の橋本氏の出馬に期待する声がある、という記事が長崎新聞に出ている。しかし期待するだけで何もしないのでは、当人はたまったものではないと思う。特に橋本氏は市議の職も失っているので、「落選した政治家は、その後どうやって生きていくのか問題」だってあるのだ。次に期待するのであれば、まず生活の世話から始まって、選挙に向けた手伝いは何ができるのか具体的に言って欲しい。何も手伝わないで期待だけする、というのは、無責任にもほどがある、と、落選者の立場として、声を大にして言いたい。