今日、供託金の返還を受けた。無事、供託金返還ラインを越える得票はあったので(苦笑)。
これで選挙に関する事務的作業は全て終了した。
もう選挙に関わる必要がないと思うと、せいせいする感じだ。
昨日、選挙管理委員会から手紙が届き、その手紙を持って選管に行って証明書をもらい、その証明書を持って法務局に行き、供託金の返還手続きをする。何も難しい話ではない。
しかし、これがわからない現職議員がいるのが驚きである。驚きというか、この数ヶ月の選挙に関する事務作業で、現職議員と市職員とのやりとりを聞いていると、この程度では驚かなくなっているのが真相なのだ。ほんとうに、議員と職員のやりとりを有権者の方々に聞いてもらいたい、と、ほんとうに思うのが今の私の心境である。
返還手続きがわからないというが、選管から送ってきた手紙を見れば、はっきりやり方が書いてある。
と思って今見たら、全部は書いてなかった。
普通は、この手紙を見たら、選管に行くでしょ。
そして、供託金を払い戻すには法務局に行かなきゃいけないだろうね、と思って、供託時に法務局から貰った文書を読む。
それがこの文書。
こうなるのが普通の流れだと私は思うのだが、議員の常識は違うらしい。
もう供託金払ったのは何ヶ月も前だからね。そんな文書知らないよ、職員に聞けばいいさ、というのが、普通の議員の感覚みたいだ。
そして最初の話。どうやらこの議員は、手紙を全く読んでいないらしい。選管の人に法務局に行けと言われて、選管に行かずに法務局にいきなり来たんだって。
そんなことを選管の人が言うはずがないのだが、納得いかないようで、法務局から選管の職員に電話をかけていた。電話をかける前に手紙を読めよ、この手紙何行なんだよ、と言いたくなるのだが、どうやら議員には文章が読めない人が沢山いるらしい。
そもそも議員は読み書きが苦手な人が多い。議員の学歴が低くて困るという記事はアゴラに投稿したが、今の時代、学歴が低いことと読み書きの能力が低いことは相関が高い。そして私と比べて議員の学歴が低いと言っている訳ではなく、市・県の職員と比べて議員の学歴が低いことが問題だと言っている。そのくせ態度は職員より議員の方が大きいから、議員は職員に読み書きをさせるのが日常になっているようだ。
それで、届いた文書を読みもせずに職員に電話をかける、と。その電話でまわりにどれだけの迷惑をかけているのか、全く気にしていないそぶりである。
法務局の担当職員は1人。私はその職員が私の返還手続きを終えるまで、じっと待っている。その間に議員からの問い合わせがあるので、職員の作業が中断して、私の書類がなかなか出来上がらない。私が待っている間にも議員が何人か来たし、問い合わせの電話もかかってきた。
しかし、何で議員センセイ達は、有権者の前ではペコペコ頭を下げるのに、職員に対してはあんなに偉そうな態度を取るんだろうね。職員だって有権者なのに(苦笑)。一応、私には挨拶して行ったけど。
今日限りで選挙関係の作業も終わったので、こういう議員と職員のやり取りを見なくて済むだけでも、せいせいした気分である。
アゴラに日本は地方議員の数が多すぎるという記事があった。アメリカの地方議会は人数も少なく、ほぼボランティアだと紹介されているが、日本でもこんな議員しか(でないと)当選できないような現状を考えると、アメリカのようにボランティアベースにした方がいいと強く思うようになった。
今の議会は、議員の読み書き能力が職員より数段劣るので、職員が出した議案の内容を理解できず、職員に言われるとおりにそのまま議会で通す、という状況になっている。そういう議員を選んでいるのは有権者なので、議員に対してどうこうしろと言うつもりは無い。
しかし、文章の読み書きができない議員に年間1千万円以上の報酬と政務活動費を払う必要性は、全く無い。私はそういう議員を当選させる有権者が悪いと今まで思っていたが、今日の議員達の行動を見ていると、抜本的に議会制度を変えるしかないと、考えを改めた。