県庁舎の移転については、多分計画通りに行われるものだと思われる。今さら移転計画について、とやかく言ってもほぼ無意味なのだが、頭の体操と思って色々書きなぐってみる。
移転先として魚市跡地が挙げられている。その理由として考えられるのが、まとまった県有地が長崎市内にそこしかないということだろう。長崎駅周辺に都市機能が集中することによるメリットは、私が思いつく限りでは、長崎駅前にあるホテルの資産価値が上がってホテルの所有者が喜ぶということ位で、多くの市民にとっては、プラスにもマイナスにもならないと思う。
まとまった県有地という点でいえば、神の島にもまとまった県有地はあるはずだ。ということで、県庁舎を神の島の移してもいいと思いはするが、それでは県庁職員が通勤に不便で可愛そうだとも感じるので、市中心部に移るという線で仕方がないのかな、という所だろうか。
魚市跡地については、そのうちブログに書くつもりだが、県庁舎を立てるよりは貨物フェリーの用地として利用すべきだと私は思っている。ただ、最初に書いた通り、県庁舎は多分魚市跡地に移ることになるのだろう。魚市跡地は防災面で不安だという声もあるが、私はその点では問題ないと思っている。
ということで、できれば県庁舎は魚市跡地以外の、長崎市中心部に移転して欲しいというのが私の考えだ。では、どこか移転候補地はあるのだろうか。考えてみれば、出てくるのです。
それは、市民会館と市公会堂が建っている場所。どちらの施設とも老朽化していて、そろそろ今後の利用が検討される時期になっている。ここに県庁舎を移転すればいいのではないだろうか。
もちろん、市民会館も市公会堂も、どちらも長崎市の土地であり長崎県の土地ではない。移転先の候補として挙がらなかったのも、ただそれだけの理由だと私は思っている。
しかし、先にブログで書いた通り、私は現在の県庁舎の土地は出島を望む公園として整備するべきだと考えている。そうなると、県が整備するより市の土地にして市が整備した方が、出島と一体になって効果的な開発ができるだろう。
ここは市と県が連携して、現在の県庁舎の土地と、市民会館・市公会堂の土地を換地するという協議を進めて、県庁舎の移転先は市民会館・市公会堂の場所ということにはできないだろうか。
最初に書いた通り、県庁舎の移転計画は、多分計画通り進むのだろうから、ここでこういうことを書いても、ほとんど意味のないことだと思ってはいるのだが。