2019年1月31日木曜日

県議選は無投票ばかりでいいのか?

今日の長崎新聞に、県議選の立候補予定者に対する説明会が行われたという記事が出ていた。

県議選説明会 59陣営が出席

内容を全文引用する。

 県選管は30日、県議選(3月29日告示、4月7日投票)の立候補予定者や政党関係者への説明会を県庁で開いた。16選挙区の定数46に対し、59陣営が出席した。出席陣営の内訳は現職36、元職3、新人20。 選挙区別では、▽長崎19(定数14)▽佐世保・北松浦郡11(同9)▽諫早5(同4)▽大村4(同3)▽島原3(同2)▽南島原2(同2)▽雲仙2(同2)▽西海1(同1)▽平戸1(同1)▽松浦2(同1)▽五島2(同1)▽対馬1(同1)▽壱岐1(同1)▽西彼杵郡3(同2)▽南松浦郡1(同1)▽東彼杵郡1(同1)。 長崎市区では、これまで15人の現職、新人が立候補を予定している。説明会にはこのうち14陣営が出席したほか、新たに5陣営の関係者も出席した。 説明会では、永淵勝幸委員長が「今回の選挙が平成最後の統一地方選となる。県選管の担当者らの説明を十分理解して取り扱いに間違いがないようにしてほしい」とあいさつ。県選管の職員が、選挙運動用のビラ配布が解禁されることなどを説明した。

ここで注目して欲しいのが、「出席者数」と「定数」の関係である。「出席者数」が「定数」以下であれば、その選挙区は無投票ということになるのだ。

・選挙が行われそうな選挙区 8選挙区
▽長崎19(定数14)▽佐世保・北松浦郡11(同9)▽諫早5(同4)▽大村4(同3)▽島原3(同2)▽松浦2(同1)▽五島2(同1)▽西彼杵郡3(同2)

・無投票になりそうな選挙区 8選挙区
▽南島原2(同2)▽雲仙2(同2)▽西海1(同1)▽平戸1(同1)▽対馬1(同1)▽壱岐1(同1)▽南松浦郡1(同1)▽東彼杵郡1(同1)

何と、半分の選挙区が無投票になりそうなのである。

もちろん定数で見ると、定数の多い選挙区は選挙が行われそうなので、無投票の選挙区より選挙で選出された議員の数のほうが多くなる。しかし、もし仮に定数最大の長崎市区が無投票になると、定数46のうち過半数を越える24議席が無投票という事態を招くことになる。


「もし仮に」と書いたが、本当に長崎市区が無投票になる可能性は、今でもあるのだ。

記事の後半に書いてあるが、これまで長崎市区から立候補すると思われていたのが15人。そして、そのうち1人が出ないことになったようで、説明会に参加したのが14人。この14人だけが立候補すれば、長崎市区も無投票になるのである。

関係者一同、もしかしたら14人しか来ないのではないかという可能性は、十分把握していた。事前に県に参加の意思を示していたのは14人であり、前日に1人から参加連絡があり、当日その他に4人が来た、という状況のようである。


ちなみに、前日に参加連絡をしたのは私である。「新たに5陣営も参加する」というのはマスコミ各社も想定外だったようだ。

長崎市区が無投票でいいのか悪いのか、というのは、まあ悪いんだろうと思うし、私以外の4人がどういう人なのか、どういうつもりなのかは、私は全く知らないので(マスコミの方の取材に頼るしかない)、実際に選挙になるのか無投票になるのかは、全くわからない。


という訳で、私自身が出馬するかどうかは、他の状況がわかってきてから判断しようと思う。