そもそも、「コスタアトランチカ」号の船員がどこで感染したかは、明らかにされていない。以前書いたが、長崎市内で感染した可能性もある、と関係者から聞いている。但し時間が経っているので、新たな情報が出ているかもしれないので、この段階で断定できないが。
つまり、長崎市民が加害者で外国人船員が被害者だという可能性も、あるのだ。そのことは、市民の方にもわかって頂きたい。
船員が市内県内県外に出ていたとか大騒ぎをして、あたかも船員が日本にウイルスを撒き散らしていたような発言をする人が目に付く。
そういう発言が、外国人差別に結びつくということを、ちょっとは想像して欲しい。発言しているあなたがウイルスを撒き散らしている可能性だって、あるのだ。
本当は平戸市長のようなメッセージを長崎県知事や長崎市長が発しないといけないのだが・・・。
見ていない人は、必ず下の平戸市長からのメッセージを読んで下さい。
平戸市長から市民の皆様へのメッセージ(令和2年4月22日)
一部だけ引用。
危険を未然に防ぎ安全を守ることは重要です。しかし今回の敵は「見えない感染症」であり「他県ナンバーの車」ではありません。すでにお隣の佐世保市でも6例目の感染者が出たと発表されています。福岡県内の感染者の数よりも少ないですが、だからと言って「佐世保ナンバー」を排除することができるでしょうか。平戸市民の車も「佐世保ナンバー」です。つまり誰かを排除するのではなく、ひたすら自分と自分の家族を守る行動をとっていただきたいと願うばかりです。「他県ナンバーの車」を「クルーズ船の船員」に置き換えて下さい。